2011年06月20日

おとうと #1394

1960年 日本 98分 市川崑監督

昭和35年だから、白黒全盛の時代にカラー作品しかも、「銀残し」っていうらしいんだけど、白黒で言えばセピア色にするみたいな、カラーを少し古い作品みたいにする処置を施している。よくわかんないけど、キレイな映像だった。岸恵子の唇や高島田をまとった着物、ちょっと控えめな感じもしながら、頑固な部分もしっかりあって、なんか美しいんだよねー。

弟役の川口浩も、放蕩を繰り返しながら、ふと気づけば肺病であっという間に・・・。現代ならば治せる病気なんだろうけども・・。そんな弟を看護して、自分は結婚もせずにいる姉を、後妻である田中絹代が、婚期が遅れるのは自分のようで可哀想だと、半ば嘲笑的に訴える。

BSの山田監督が選んだ日本映画100選のひとつだが、この作品のオマージュで、同名の映画おとうとを撮ったらしい。病院でリボンをお互いの手に巻いているシーンもいれて。このころの市川映画は、こんな美しい感じのが多かったですね。日本映画の歴史を作ったのは間違いないでしょう。
posted by 映画のせかいマスター at 15:53| Comment(4) | TrackBack(0) | あ行の映画(43)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パコと魔法の絵本 #1393

2008年 日本 105分 中島哲也

前に書いたhttp://eiganosekai.seesaa.net/article/106268672.htmlの映画版。訳ありの人物が集う暗い病院に入院してきた記憶が一日しか持たない女の子。病院一の嫌われ者のおやじがだんだんと変わっていく・・。

暗い病院がここまで!というくらい素敵な映像に仕上がっていた。どーみても狙っているギャグはコメディTVみたいで映画っぽい感じもしない部分もあったけど。絵本の世界観も素晴らしく表現されていた。
posted by 映画のせかいマスター at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする