1970年 アメリカ 102分
40年前、ちょっと前という感覚だけど、こういう人種差別は普通に行われていたんだろうなあ、と、見ながら痛ましく思えてくる一作。
多民族国家であるアメリカでは、いろんな思想が錯綜したんだろうけど、事なかれ主義で波風立てずに平和に暮らそうとする権力者(弁護士や市長、警察)と、迫害されながら許して生きて行く黒人たち、対比が非常に分かりやすく、よくできた作品だ。
一癖あるといえば、LBの妻。この役で新人女優賞にノミネートされたようで、なかなかのインパクト。
2011年07月18日
必死の逃亡者 #1408
1955年 アメリカ 112分 ウィリアム・ワイラー
脱獄犯が平和な一家に立て篭もった数日間を描いたサスペンス。逃亡資金が届くまでに何日かかかるわけで、その間外部にバレないように潜伏しなければならないというわけ。文明の利器がない時代、アナログさはサスペンスの絶対条件!しっかりと描いててなかなかの力作です。
犯人の一人はちょっと馬鹿っぽい感じで、仲間割れして自滅しそうな感じもあるけど、リーダー役のハンフリー・ボガードがきっちり締めてます。父親役はナイスな役どころだっただけに二大スター共演とかだったらもっと良かったのに。
脱獄犯が平和な一家に立て篭もった数日間を描いたサスペンス。逃亡資金が届くまでに何日かかかるわけで、その間外部にバレないように潜伏しなければならないというわけ。文明の利器がない時代、アナログさはサスペンスの絶対条件!しっかりと描いててなかなかの力作です。
犯人の一人はちょっと馬鹿っぽい感じで、仲間割れして自滅しそうな感じもあるけど、リーダー役のハンフリー・ボガードがきっちり締めてます。父親役はナイスな役どころだっただけに二大スター共演とかだったらもっと良かったのに。