1986年 日本 132分 深作欣二
どこまでノンフィクションなのかはわかんないけど、私小説的に発表された作品の映画化。こういうの緒形拳がハマる役だ。5人の子供がいながら、愛人とも別れられない小説家の姿を描く。
原田美枝子と松坂慶子という2人の女優が恋人役で出てくるが、原田美枝子がバツグンだ!スタイルといい、役どころといい。松坂慶子も割食っているけど、エピソード的には映画に欠かせない存在だと思う。
こどもの一人は脳炎で障害を持ってしまい、育てるのも大変な中、奥さんは逃げていき、自分も逃避行。こんなハチャメチャな状況でよく檀ふみさん、あんな素直そうに育ったものだ。そういうハチャメチャなのも文学で、ついつい見いってしまうのだが、今回は原田美枝子に同情してしまった。やっぱり愛人はダメだよねえ。
娘の檀ふみが、自分の祖母の役で登場。どっかで出したかったんだろうけどww