2012年02月28日

点と線(2007年松本清張ドラマ)#1534

2007年 テレビ朝日

鳥飼刑事をビートたけしがやってる2時間半の前後編のスペシャルドラマ。たけしの博多弁はともかく、武映画での悪い刑事役が頭の中で定着してるので、なんとなく違和感がないわけではないものの、さすがの存在感だった。その役柄と言うより、その俳優さんの力って凄い!原作でどんな魅力的な主人公を作ろうとも、演じる人によって全然違ったりするものだ。

さて、ドラマの方も、宇津井健と初老の婦人が当時を振り返る設定で、第一話の終わりにはその二人の正体もわかるんだけど、最後がどうなるのか、ちゃんと先にリードされている。その分、なかなか真相が明らかにならない粘着した展開が続く。推理ドラマの真骨頂だ。飛行機も新幹線も一般的じゃない時代にどうやって北海道と福岡の距離を埋めるのか、ほぼ鳥飼刑事の直感を頼りに進んでいく。

犯人役の柳葉敏郎も憎々しい演出だ。最後に事件の背後にある巨悪が明らかになり・・・

たけしが犯人役してた千石イエスとかのドラマも見たくなったなあ。
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2012年02月25日

殺人行おくのほそ道(2007松本清張ドラマ)#1533

2007年 フジテレビ

おくのほそ道に沿って殺人事件が連発する。連続殺人は松本清張っぽくないけど、原作は読んでないのでわかんない。やたら効果音とかサスペンス風の仕上がりになってる。これも菊川怜主演。黒い樹海とかぶるなあ。

しかも母親、脅されてばかりで実にかわいそうだし、旦那が○○して、その罪をかぶろうとやけにやさしいし。主人公の出生の秘密がわかったわりに最後は見送ってるし。

とまあ、現代風にしたらツッコミいっぱいになっちゃいました。
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2012年02月24日

霧の旗(2003年松本清張ドラマ)#1532

2003年 TBS

これもまた何度も映像化されている定番。確かに出来がよく、何度も見ても面白い。筋がわかっているんで、最初にヒロイン星野真里が出てきたときはホラーっぽく見えてしまった。幸薄そうなんだもん(笑)

今回は弁護士の愛人多岐川裕美(何歳になってもキレイすぎてキモチ悪いくらい)が、殺人の濡れ衣を着させられるのが、恐怖を増している。古谷一行も清張ドラマたくさん出てるけど、最後ああなるとわかっていても、今度こそは!・・と思っちゃうんだよねえ。

小道具が携帯電話になったり、最初の事件と結びつけたりといろいろ改善点もおおかったんだけど、やっぱり思うのはあーこわいこわいってこと。
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2012年02月21日

ロリータ #1531

1962年 イギリス 152分 スタンリー・キューブリック監督

ロシアのウラジーミル・ナボコフの小説を原作とした映画化。キューブリック監督には珍しくコメディチックなギャグの場面も。オープニングとラストがつながる手法だけど、最後は殺しちゃうんだよね。キューブリックだけに期待しすぎて、もっともっとを期待してしまった〜

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2012年02月17日

スパルタカス #1530

1960年 アメリカ 193分(復刻版)スタンリー・キューブリック監督

歴史スペクタクルの名作。ものすごい数の戦闘シーンは黒澤映画を思い出した。体ひとつで奴隷からローマ王国を脅かす存在のスパルタカスなので、演じる俳優さんもガタイがいい人じゃないとやれませんねーと思っていたらカーク・ダグラスが制作も込でやってた。キューブリック監督は自分の思うように撮ることが出来ず、あくまでもダグラスが最高責任者だったらしい。キューブリックは代打で出てきた無名監督だったようで。

ダルトン・トランボも13年ぶりに実名で脚本参加。当時としてはいろいろ波紋を投げかけた作品ですが、今でも全く衰えることないのはさすが。

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2012年02月16日

アイズ ワイド シャット #1529

1999年 アメリカ 159分 スタンリー・キューブリック監督

撮り終えてから公開前の3月に死去したので、文字通りキューブリックの遺作。ついでに夫婦で主演しているトムクルーズとニコール・キッドマンもこの映画がきっかけ?で離婚、1年以上撮影にかかったようで、出演者は他の映画の出演をキャンセルせざるを得なかったり、散々な目に遭っているようにも見てちゃうが、巨匠の作品だから仕方ないのかな?

で、さすが巨匠!この映画すごい!例えば最近の社会情勢のほうがこういう映画を創りだしそうだけれども、現代の誰よりも凄い内容だと思う。特に仮面パーティー。それをあれ以上エグくせずにうまいことまとめてるんだなこれがまた。

セクシーなシーンが満載で、ニコール・キッドマンなんか、登場しているシーンのほとんどが裸。それでいて芸術性を感じるシーンの連続だ。こういう世界に暮らしてみたいような暮らしてみたくないような・・。迫力あった面白かった!

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2012年02月14日

突撃 #1528

1957年 アメリカ 87分 スタンリー・キューブリック監督

キューブリック監督初期の作品。戦争映画ではのちのフルメタルジャケットを彷彿させる戦闘シーンあり、それでいて、本部からの突撃命令に対し、どうしようもなく退散した現場の兵士が罪に問われるという、テーマを絞った作品。

あとでNHKで400mを超える濠の移動カメラによる撮影シーンの裏側をやってたが、戦闘シーンはやっぱし凄かった。

最後にドイツ人歌手で出てきたのが、のちのキューブリック夫人。

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黒い樹海(松本清張ドラマ2005)#1527

2005年 フジテレビ

東北に一人旅をすると言っていた姉が、山梨のバス事故で亡くなった。なぜか社員証だけ出てくる状況に妹が立ち上がる・・・。

主人公が菊川怜、殺される姉が藤谷美紀(友情出演・なんかイイ女になってる!)と、なんだか安っぽさ満載のドラマ(笑)推理も特にどんでん返しもなく、次々に関係者が殺されて行って、警察が逮捕する前に一般人の妹が全て事件を解決してしまうという・・。

松本清張原作の重さがあまり感じられないまま終わってしまった。
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2012年02月13日

一年半待て(松本清張ドラマ)#1526

2010年 TBS

この短編、原作が秀逸です。ドラマではブログやネットで事件が煽られていたり、現代風なアレンジも。DVは現代でこそ確かにドラマのような展開が十分ありそうだけど、原作が作られたときはどーだったんだろうと思うと、先見の明としかいようがない〜!

原作とラストが違う点は、子役を使ってうまくまとめている。主人公夏川結衣が裁判シーンなどで出ずっぱりなのはご愛嬌。うまい作りです。

弁護士役の市原悦子は、76年のドラマで主人公をやってます。
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2012年02月07日

座頭市 #1525

2003年 日本 115分 北野武監督

もはや、勝新よりもたけしの方が大物っぽいんで、たけしが勝新の座頭市を・・と言われてもそんなにプレミア感がなかった。個人的には北野武監督映画として見ました。

ピストルが刀に置き換わっただけで、いつもの武監督映画だ、と、ホッとするのもつかの間、浅野用心棒との対立構図が見え隠れしてなかなか面白い。時代劇お約束の酒場シーンとか、こりゃまた時代劇カバーというよりも、しっかりした時代劇だ。と思ったら、そもそも座頭市は金髪だし、なんじゃこれ的な部分もあるわけで。

出来栄えは北野武監督の中でもかなりいんじゃないだろうか?オリジナルの役でも良かったんちゃう?

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2012年02月03日

アウトレイジ #1524

2010年 日本 109分 北野武監督

 北野監督久々のバイオレンス映画。やっぱこういうのが面白いねえ。どんどんエスカレートしていく仕返し合戦に、跡目取りが絡んでいく。最後に笑うのは誰だ?

 調子こいて飲んでたりするとこういう世界に巻き込まれちゃうよ!警察に泣きついても、裏でつるんでるかもしれないよ。殺されても勝手に処理されて終わるかもよ〜

 なーんて妄想しながら、恐怖と闘いつつ、出てくる人たち、無名の人も含めて、結構光ってる!塚本高史とか柄本時生とか、最後に残るあの人とか。

 続編も今年製作されるらしい。こっち系はいいよね。

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2012年02月02日

贖罪(wowowドラマ)#1523

2012年 黒沢清監督小泉今日子


湊かなえ原作のwowowドラマ全5話。原作読んでないけど、なんとなく原作の雰囲気がわかる作者得意の形式。
子供が殺された母親が、一緒にいたグループの女の子たちに罪を償うよう脅す。その事件を忘れることなく、それそれの人生を歩んでいく。

1話目の蒼井優は、大人になる事を拒み、結婚するがフランス人形しか愛せない夫に嫌気がさす。2話目の小池栄子は、真面目一筋の先生になり、暴漢を撃退するが、それは子供のためではなく、過去の事件が糸を引いていることに気づく。3話目の安藤サクラは、小さい頃から不憫で、ついに兄を殺してしまい、留置所でこれで罪は償ったと主張する。4話目の池脇千鶴は、これもまた姉ばかり贔屓され、ひねくれて育ち、姉のものを奪い取ろうと姉の夫の子供を孕む。それぞれの事情があるから、事件のことはどうでもいいと開き直る。

それぞれ個性的な女優さんが、少し影のある役をこなし、それぞれに殺された少女の母親小泉今日子が、面談して振り返っていく。黒沢清監督だけあって、ホラー風味は十分!同じパターンにならないよう手を替え品を替え、って所が憎いね!

そして最終話で事件の核心に迫っていく・・。


posted by 映画のせかいマスター at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする