2012年05月31日

レベル7(宮部みゆきドラマ2012)#1575

2012年

巨悪な犯罪を自分で生み出して、それを完全犯罪につくり上げるというんだから、作家の想像力はたくましい。特にこの作品では、実際そんな薬発明されたら凄いんだけど、それを完全に悪の立場から作り上げている。

でもって、冒頭から巻き込まれ型、記憶失い型のサスペンスで、まったく話が進みそうにない。被害者が複数いたため、玉木宏&杏サイドと瀧本美織&田中哲司サイドから悪の中枢へ迫っていく構成になっている。そこに絡む謎の男・井原剛志は敵か味方か・・・!?

話が大きくなればなるほど、ホントかよーと浮世離れしてしまう欠点はあるものの、これもまたなかなかの秀作。2012春の4週連続宮部スペシャルはこれにて終了、まだまだいい作品が残ってるんでまたやってほしいなあ。
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2012年05月23日

続・夕陽のガンマン #1574

1966年 イタリア・アメリカ 161分 クリント・イーストウッド

タイトルは続編だけど、繋がりは全くない。むしろ荒野の用心棒と合わせて三部作的な扱いになっている。原題の通り善玉(イーストウッド)と悪玉と卑劣漢の三つ巴の争いを描く。ラストの台詞の通り、イーストウッドは決して善玉ではなかったりする(笑)。他の二人も濃いキャラで、そこをうまく覆ってて笑える。

三つ巴の銃撃戦も緊迫した空気の中、生き残るのは???なんだけど、その前にはある仕掛けが・・・。二人のへんな信頼関係?にも注目。他の2作の成功で一気に経費をかけて作ったけどコケたらしいんだけど、面白かったです。
夕陽のガンマン #343 (1965)
荒野の七人 #1098 (1964)
荒野の用心棒 #1371(1964)

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長い長い殺人(宮部みゆきドラマ2012)#1573

2012年 TBS系

改めて宮部作品(特に初期かな)の充実さを感じた。それぞれの登場人物の財布を語り部にしているのは原作に忠実だけども、ドラマ的にはあまり生かされてなかったような気もしなくもないが、たくさんの登場人物を今回のシリーズではピカイチの豪華キャストで映像化。

面白かったんでいいけれど、ついつい欲が出てしまうんでもう一声言えば、谷原 章介と伊藤裕子の悪の部分をもっと引き出して悪役になるのも見たかった。その後の作品「模倣犯」では、同じような設定でかなりいっちゃってたから。

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2012年05月18日

ブロンコ・ビリー #1572

1980年 アメリカ 116分 クリント・イーストウッド

サーカスの割引券もらったんで行ったことがある。すげー技の連発で、命がけでやってるのがよくわかった。のだが、客はパラパラ。アングラっぽい空気もあって、こりゃ大変だなーと思った。一昔前の娯楽が少ない時代ならヒットだったんだろうにね。

この映画はその時の体験とかぶるような、サーカス一座が舞台。座長のブロンコビリーが、刑務所に服役中に集めていた訳アリな人たちと旅回りしている。そこにわがままな女が合流することになって・・・。
スカッと単純明快で面白かった。こういう話、好きだなあ。

当時イーストウッドと恋人同士だったソンドラ・ロックが主人公みたいな感じ。イーストウッドも今回はいつもの100%二枚目というわけではなく、相応に貧しい暮らしをしながら、子供たちのために夢を与え続ける座長の役。

何度か見たことあるスキャットマン・クローザースだけど、出てたのはカッコーの巣の上で、とシャイニングだった。

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イン・ザ・プール #1571

2005年 日本 101分

奥田英朗原作の人気シリーズ。ちょっと変わった精神科医の伊良部の活躍を描くんだけども、なぜか、映画になるとチープ感が・・・。オダギリジョーもボカシ入りの汚れ役で頑張ってるんですけどねえ。なぜ?市川実和子もガス消したかな、と気になって仕方がない強迫性障害を、田辺誠一もプール依存症になって洗面所に水貯めて手を入れといたりっていう役を、こなしているんだけども。

伊良部役の松尾スズキもさすがの存在感ではありますが、何故かチープ感が・・。やっぱり下ネタ系は映画に合わない様な。。。

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2012年05月17日

恐怖のメロディ #1570

1971年 アメリカ 108分 クリント・イーストウッド

 イーストウッドの監督初作品・・・が、なんとB級サスペンス!今や大監督も最初の取っ掛かりはサスペンスがやりやすかったのかなーw
 人気DJがいつもリクエストをくれる女とついついやっちゃて、ストーカー化、っていう今ではよくありがちな話、最も当時としてはそんなになかったのかも。人気商売はうかつに手を出しちゃいけないよねーとかいいながら、相手が美人だったら??

 全編通じてイーストウッドの音楽に強い部分が垣間見れた。

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スナーク狩り(宮部みゆきドラマ2012)#1569

2012年 TBS

妻と娘を殺された男、交際相手に裏切られた女、殺意が銃口とともに盛り上がる。

スナーク狩りとは、伝説の生物スナークを捕まえようとする探索者達の一行を描いた、ルイス・キャロルによるナンセンス詩からきてる。復讐のために人間ではなく怪物にもなる、その象徴として使われている。

田中麗奈が交際相手にフラレて、結婚式にライフル持ってって殴りこむんだけど、あの美しさでは似合わないね。どー見ても捨てられそうにない。片や伊藤淳史は、今回の登場人物の中では唯一なんの暗い点もなかったんだけども、もうちょっと過去とかあたほうが良かったような。

犯人の設定は光市の事件を彷彿させる。怪物として復讐を遂げるか、人間として生きるか、ドラマではテーマを絞って見やすい感じでした。
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2012年05月16日

奴らを高く吊るせ #1568

1968年 アメリカ 114分 クリント・イーストウッド

マカロニ・ウエスタン風のハリウッド映画。画質とか、最後はラブロマンス風だったりとか、ちょっとアレな点もなくはないけど、イーストウッドが画面の中で動いてるだけで、絵になります。かっこいい!こういう存在感は最近の役者さんにはなかなか出せない。

オープニング、縄で吊るされるシーンはピアノ線かなんかで補助してたのかな?遠目で見ると超怖い!息を吹き返して、保安官となって復讐が始まるのだが、敵がなんかいまいち怖そうなのがいない(笑)

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2012年05月12日

アイガー・サンクション #1567

1975年 アメリカ 128分 クリント・イーストウッド

引退して美術の教師をしている元殺し屋のイーストウッドに、組織から仕事の依頼が。この依頼主がいいキャラクター!仕事の頼み方が見事だ。報酬に対し、一切手を抜かないイーストウッドもよい。一度引退したからといって良い人になったわけではないイーストウッド、一度はゴルゴ13ばりに出会った女に足を引っ張られるが、とある人物の殺し方は、こんなの見たこと無い、と笑ってしまった。

でもって、この映画の一番の見所はアイガー北壁の登山シーン。なんとイーストウッド本人がスタントマンも使わずに絶壁を登っている。その前にアパートの壁を登るシーンがあって、山に長けた男という前フリもあるんだけども、この登山シーンはモノスゴイ!!実際撮影で登山のプロも死んだそうだ。

劇中でも42歳でアイガーを登るのは最高齢とか言ってたけど自らこんな役をやるなんて!
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2012年05月11日

プリンセス・トヨトミ #1566

2011年 日本 119分

万城目学原作。これまたよくぞ設定考えた、と思える設定。・・・それ以外はいまいち面白くなかったー。そんだけ、失礼!

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わが谷は緑なりき #1565

1941年 アメリカ 118分 アカデミー賞作品賞

炭鉱が栄えていた時代、取れない汚れを付けて帰ってくる父はヒーローだった。やがて炭鉱は廃れ、家族は離れ離れに・・・。

うちの近所にも炭坑があって、当時はそりゃ、かなり賑わっていたらしい。それが今では・・・。美しい自然と生き生きした人たち、そんな姿を描いた作品。



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2012年05月10日

理由(宮部みゆきドラマ2012)#1564

2012年 宮部みゆき

原作は直木賞も受賞した作品。いろんなひとの証言で話が進む秀逸作で、占有屋という社会派ドラマも踏まえてて、さらには死んだ一家が実はバラバラで何の繋がりもなかったというミステリー。謎が謎を呼ぶ展開だけど、このドラマ版はさすがに最初のまどろっこしい部分はさらっと流してる。

テーマは「家族」かな。マンションを買ったけど、占有屋に取られてる第一容疑者は幼い頃家族を亡くし、今の家族を大事に思うがあまり借金してマンションを買ってしまう。そこに住んでいる占有屋の一人は、現状を何とかしたいと思いつつ、自らの不幸な過去から家族を作ってはいけないと思っている。その彼の恋人はそんな彼を家族に紹介するが賛成してくれるわけがない。操作する刑事もまた過去の事件で娘を車椅子にさせた傷を追って生きている・・・。

出来事には理由がある。一家4人の殺人事件に隠された理由とは?

寺尾聰、速水もこみち、吹石一恵、杉本哲太らが出演。
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容疑者Xの献身 #1563

2008年 日本 128分 東野圭吾

TVシリーズは見てなかったんだけど、すんなり入れました。主人公の探偵のかつての親友を出すのは、ネタ切れ最終兵器に近い感じもしなくもないが、映画版のサービストラックだろうか。かつての友が犯人と探偵で対立するという、実際はなかなか無いだろうシチュエーション。二人ともキャラが濃く立ってて面白かったんは面白かった。数式の話はどうやって出したんだろう。

東野圭吾はこの作品で第134回直木賞を受賞。売れっ子作家になってから受賞するのは珍しいんじゃないかな。

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2012年05月08日

けものみち(松本清張ドラマ2006)#1562

2006年 テレビ朝日 全9話

米倉涼子主演の連続ドラマ。さすが、9話を引っ張るだけあって、登場人物がだんだんと死んでいったり、ラストに向けて盛り上がりMAXになっていく脚本は見事。

政治家も経済界も牛耳るフィクサーと、その周りでおこぼれに与ろうとする人たち、そしてその愛人である主人公と、どうやら主人公とフィクサーを相手に大立ち回りしようとしている謎の男、ここにガンが進行した刑事が絡み合う。

人間関係も誰が悪人で誰が正しいのか、最後までわからない仕組みになってる。主人公の行く末は、けものみちの出口なのか、そこを出て待っているのは、また別のけものみちなのか・・・?
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2012年05月06日

阪急電車 片道15分の奇跡 #1561

2011年 日本 119分

有川浩原作。何作か読んだけど、自衛隊ネタ多い女流作家さんです。この話に出てくるのもほとんどが女性。主に八人の登場人物が阪急電車の中で出会っていく。正確には片道15分ではなく、往路と復路、半年くらい後の話が復路だ。でも一気に詰め込むよりはるかに面白い出来栄え!それぞれいろんな人たちが電車の中で絡んでいくんで、一種のグランドホテル形式とも言えるかも。

電車の中で出会った人と心打ち解けていくっていう、心温まる話に、そんなことあるかよ、とかいいながら、感動してしまいましたよ。宮本信子が良かったなー。



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K-20怪人二十面相伝 #1560

2008年 日本 137分

Always三丁目の夕日を彷彿させる昭和24年の架空の都市でのできごと。古い景色をバックにワイヤーアクションが斬新!
こういうシリーズ、ニーズもあると思うんだけど、続編はまだかな?ラストのどんでん返しが最終爆弾だったんで、続編ができないのでは?しかし次があるともないとも感じさせないラストでしたよ。タイガーマスクっぽい主人公の設定で、今度は二代目?怪人二十面相が正義の為に戦う!なんてね。

ALWAYS 三丁目の夕日 #695
ALWAYS 続・三丁目の夕日 #1203



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2012年05月03日

スマグラー #1559

2011年 日本 114 分

ウシジマ君の作者のマンガの映画化。やっぱりエゲツない〜。拷問シーンのために出てきた高島正伸笑うー、けど怖くて笑えないー。さらにスゴイ役は満島ひかり。クールで超絶カワイイんだけど・・・。妻夫木聡が覚悟を決めて、最後にーーーするシーンで溜飲を下げるんだけども、ラストは割とまともに終わっちゃった。もっとすごいの想像してしまったじゃない。永瀬正敏も渋い!

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