2012年09月14日

影の地帯(松本清張ドラマ1993) #1666

1993年 火曜サスペンス劇場

 カメラマンの田代(古谷一行)は取材中、湖に木箱を不法投棄する姿にシャッターを切る。後日友人のエッセイスト(矢崎滋)に勧められて土地を見に行った際に、そこでも似たような木箱を処分する奴らを発見。田代には別れた妻(増田恵子)がいたのだが、スナックで働いている元妻にたまたま再会、その後も行く先々で別れた妻と出くわす。原作では独身の設定なので、ドラマでいじくったんだろうけど、さすがにこういう偶然は、そんな訳ないだろ、とツッコミを入れずにいられないが、前半戦、全く解けない謎が二重三重に張り巡らされるのには、謎かけのうまさを感じる。

後半は実はその謎が日本の影の地帯を形成している巨悪と繋がっていく。影のない人間は存在しない、という台詞があるが、元妻にとってカメラマンは正の存在、対して現在繋がっている悪の組織の男(石橋蓮司)は影の存在である。

周りの人間が死んで行ったり、ほとんどの登場人物が事件に絡んできて、なんだか凄いことになっちゃうんだけど、最後はなぜか主人公は生き残ってる。巨悪の割には抜け目が・・なんてツッコミはなしにして、ドラマ仕立てがそれなりに面白かった。

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俺たちの旅 第37-39話 #1665

第37話 お兄ちゃんはお母さんの恋人です

タイトルから想像するよう、オメダ一家の話。苦労して生きているお袋さんを見て育ったオメダは、お袋に迷惑かけずに生きようと努めてきたため、他人からはいい子ぶったように見えちゃう。迷惑かけたりかけられたりするのが友達だとカースケに慰められる。

一方、母親が兄貴に構うのを見て淋しいまゆみは、カースケに自分とのデートを1万円で依頼するが断られ、父親に会いに行く。寸前で思いとどまるが、偶然父の車がペンキを跳ねて、服を買ってもらう。そのことでオメダに咎められる。

母親と息子、父親と娘、ペアが入れ替わってももちろん十分に成立する良い関係だけど、どっちかが欠けていると、やっぱり寂しい。今回は母親と兄貴にちょいジェラシーな妹の姿を描いていたが、淋しい時は家族で慰め合う、っていうのも大事ですね。

私個人はまったくそういう事を考えたこと無く生きてきたので、ハッとさせられました。

第38話 哀しい愛もあるのです

桃井かおり再登場!なんとかする会社は花屋で仕事を手伝い。よーことの微妙な関係はまだまだ進展しない。ある日あらわれたかおりが、カースケの看板作りを手伝い、任せてしまったばっかりに独特の?ゲージュツ的な看板になっちゃう(笑)そんなこんなでカースケに急接近するかおりだったが・・・。

前回はオメダとの接近だったけど、今回はカースケ、これが意外とお似合い。すっかり心乱れるカースケだったが、なんとかよーこに心配かけること無く、お別れ。これで二人の恋は進展するのかと思ったら・・・

第39話 ニッポンの将来はどうなるのです

グズ六の兄、中尾彬登場。一流商社の商社マン、将来を有望されていた部下である社長の息子(柴俊夫)が会社を辞めて、彼女と小さな喫茶店で働いているのを会社に戻そうとする。人間らしい生活をしたいと彼は言う。そしてもう一人、全く同じことを言いながらなんとかする会社で働くグズ六は、兄貴が苦手。自分の目的のためにはなんでもする兄貴を尊敬はすれども全く手が届かない存在と思っている。

社長の息子の奪回には手切れ金を使ってなんとか成功するが、なんと今度は自分が海外出張を言い渡されてしまう。息子のポストを空けるためだ。砂漠の真ん中でも負けないと気張ってみるが、妻はついてこないと言い出す。二人の関係に愛はなかったようだ。空港からグズ六に電話をかけ、慰められるのだが、俺はお前に慰められるほど落ちぶれてない、と言い放ち、旅立っていく。

すっかり悪役として、カースケらと対称的に描かれている中尾彬だけど、実は私は彼の気持ちがよくわかる。このドラマを見ていて、友情とか人間らしさとか共感するんだけど、心のどこかに、日本経済を引っ張って行けてないだろ、的な部分がある。でもそれだけではやっぱり生きていけないから、友情だ、仲間だ、と共感する部分を増やしているのであるが・・。



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難波金融伝ミナミの帝王劇場版partX「待つ女」#1664

1997年 ミナミの帝王

 ホステスの女(比企理恵)に入れあげて、妊娠したとうそをつかれ、最後は手切れ金として持ち逃げされる男、仕事では、降って湧いたいい話しをパートナーに全て持っていかれ、借金まみれに。最後に残るのは芸者の妻だけだった。よくある話ではあるけれど、悪いことは重なるもので、あっという間に一文無しに。その男に金を貸していた銀次郎が、手形詐欺を仕掛けて回収する。ハワイのチケットを何百枚か手にして、足がつかないように何件かの金券ショップで金に変える。

 見所は、芸者に潜伏調査するいしのようこ。役の上とは言え、まるで地であるかのような芸者っぷり。女優はやっぱり違います。こんなの身近にいたら私もころっと騙されそう。いないけどw

 作者の郷力也が出ているらしいが、どれかわかんなかった。

 
posted by 映画のせかいマスター at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | な行映画(8)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする