2013年 日本 126分 劇場で見た映画
ほとんど見てない宮崎駿映画。ポニョに続き劇場へ。見終わったあと、ポカーン、何を伝えたかったんだろう??で一杯になっちゃった。ファンタジーもなく、ヤマ場もそんなになく、ゼロ戦の開発というそれまでになかったことのチャレンジの代償に妻を亡くしてしまう、という当時ならではの展開に呆然としてしまった。
もちろん時代背景が違うんで一概には言えない。今なら病院にいれば病気も治るもの、っていう前提があるけど、作品の中の山の病院はなんか治りそうにないし、ならば残り少ない日々を夜だけでも一緒に過ごそうという考えは当時は多かったのかもしれない。
またこのような人生をかけたチャレンジで、歴史をも動かすっていうのは、最近ではすっかりなくなってしまったと思う。物が溢れて豊かになりすぎたんで、生き方や考え方も変えた方がいいに違いない。つまり、仕事より家庭を選ぶっていうような。
多くの人はそれに気づいているけど、でもなかなかそうもいかない。なので歴史上の人物の生き方にあこがれたり、参考にしたりする。草食系が増えてるようなんでそれもまたよいのかな。