2016年 フジテレビ 全10回
奥田英朗原作ということで見たドラマ。これが思いの外面白かった。完全に主人公目線で描かれたある殺人。見てる人は全員主人公ナオミとカナコに肩入れして見ている。しかし完全犯罪はありえるのか?最後の最後までわからない結末と、罪を犯し、富士山に埋めに行くのがばれないかとヒヤヒヤしながら、毎回目が離せない展開でした。
内田有紀は同時進行のドラマ「はぶらし」でも不幸な役割で、幸薄いキャラが立ってた。彼女を支える広末涼子が仕事で出会った中国人高畑淳子のアドバイスで強い女性を演じて交感が持てた。
対するご主人佐藤隆太は悪の匂いがプンプン!姉の吉田羊がどこまで二人に迫れるのか、対決の軸が面白かった。
2016年03月23日
悼む人 #2319
2015年 日本
天童荒太の直木賞受賞作で80万部超えのヒット小説の映画化。不幸な死に方をした人を悼むという行為を繰り返している青年が、ネットで有名になってしまい雑誌記者の目に留まる。天童荒太っぽい骨太のストーリー。
死を巡るあれこれは、おくりびととかの映画でも表現されたが、殺し殺されにまつわるネタは見ていて辛いものがあったり、悼む人がいるというだけで救われる気持ちになるだろう、と見ている方も感動がある。
中心に描かれているのは石田ゆり子と井浦新の倒錯した恋人たち、育ち方が不幸だと恋する相手も自分が不幸になる相手ばかり、最後は愛が死につながる。死んだはずの井浦新は幽霊?として主人公高良健吾の前に現れる。不思議な話のように見えるけど、そんなことは不自然とは感じない展開だ。多分原作ではもっと深いんだろうから、映画だけでは表現できない部分もあるのでは?
天童荒太の直木賞受賞作で80万部超えのヒット小説の映画化。不幸な死に方をした人を悼むという行為を繰り返している青年が、ネットで有名になってしまい雑誌記者の目に留まる。天童荒太っぽい骨太のストーリー。
死を巡るあれこれは、おくりびととかの映画でも表現されたが、殺し殺されにまつわるネタは見ていて辛いものがあったり、悼む人がいるというだけで救われる気持ちになるだろう、と見ている方も感動がある。
中心に描かれているのは石田ゆり子と井浦新の倒錯した恋人たち、育ち方が不幸だと恋する相手も自分が不幸になる相手ばかり、最後は愛が死につながる。死んだはずの井浦新は幽霊?として主人公高良健吾の前に現れる。不思議な話のように見えるけど、そんなことは不自然とは感じない展開だ。多分原作ではもっと深いんだろうから、映画だけでは表現できない部分もあるのでは?