2016年07月20日

あん #2384

2015年 日本 113分

ドリアン助川の原作を河P直美監督が映画化。わけありっぽいどら焼き屋の店主、中学生相手に黙々とどら焼きを作り続ける。ある日やってきた手の不自由な老女(樹木希林)が雇ってくれと頼まれるが一蹴する。しかし彼女が作ったあんを食べた瞬間、考えが変わる。

ハンセン病(癩病)で隔離病棟に入っていた女性が自由に生きたいと、どら焼き屋で働きたいと願う。差別がテーマであり、そのことが広まって行列ができていた店からも客が遠のいていくのであるが、どちらかと言うと一人の女性の人生を描いた作品として興味深かった。

登場人物は店主の永瀬正敏と常連客の中学生、あとはオーナーの浅田美代子、病棟の市原悦子くらいなのだが、その中で描かれる一生はそのほとんどが想像の世界になる。それでも最後の一コマが輝くことでほっとするのである。
posted by 映画のせかいマスター at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の映画(43)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする