2008年12月05日

太陽の帝国 #1206

1987年 アメリカ 153分

舞台は1941年の上海租界。租界ってのは行政自治権や治外法権をもつ中国の外国人居留地のことらしい。半植民地状態で、いろんな国の租界があったみたい。で、この話の主人公もその中で中国人のメイドを雇って裕福に暮らしてる。ところがある日、日本の空襲に遭い、家族とはぐれてしまう。ここの人々が逃げ惑うシーン、大迫力で凄かった。

そして少年は一人になる。それまでのすべては無になり、自分の置かれた状況もわからずに、盗んだものを食物と交換して生きていく。戦争の意味を理解するにはまだ時間がかかるようである。

4年の時間は少年をたくましくは成長させてはいるが、ラストの表情はそれが決して実りあるものだったとは言えないことを示している。前半の無邪気にゼロ戦に憧れる姿との対比が映像だけでここまで示されるとは。

スピルバーグ監督作品に流れるテーマはこれからももっと追及していきたいものである。

原作はJ・G・バラードの自伝的小説。主演の少年クリスチャン・ベールは、のちにバットマン役で大ブレイク。共演にはジョン・マルコビッチ、日本人のキャストとして伊武雅刀、ガッツ石松、端役でベン・スティラーが出演しています。

スティーヴン・スピルバーグ
ベン・スティラー
posted by 映画のせかいマスター at 06:34| Comment(2) | TrackBack(1) | た行映画(49)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ラストのクリスチャン・ベール少年の表情を見ると、やりきれなくて悲しい気持になります。苦手な一本です。
Posted by samurai-kyousuke at 2008年12月13日 06:48
samurai-kyousukeさん。コメントありがとうございます。この映画、シンドラーのリストに続いていくんだと思いますが、両方とも重い映画ですね。でも結構好きでした^^
Posted by 映画のせかいマスター at 2008年12月13日 20:10
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