1965年 日本 85分
続編。一応1作目と同じ登場人物になっているが、任期を終えて出所したにしてはちょっと早過ぎの感も否めない(高倉健なんて脱走までしてるわけだし^^)が、細かいツッコミは不要!ってことであの部屋の人たちが出所したらこうなった、という続きを楽しむ映画。ちなみに田中邦衛だけは現場検証で一時出所、シャバの空気を吸ったらまたUターンという役(笑)
函館で銀行強盗が宝石を盗み出した。宝石はマリモの中に入れて連絡船で本州へ運ぶ途中、別の盗難事件が発生。取り調べられたマリモの一つが転がって、それをこっそり拾ったのは出所してきたばかりのアイ・ジョージ!偶然乗り合わせたばかりに犯人の濡れ衣を着せられる高倉健一行。この接点がこの物語の主格である。
1作目の脱獄のハラハラとはまた違うものの、2作目もストーリーの面白さが際立つ。マリモに隠した宝石が持ち主を変えながらあちこちと旅をしていき、それを探す3組の男たちが絡み合う。1作目には出てこなかった女性キャラや1作目の名物キャラが所を変えて登場。いろんな伏線も張られて単純に楽しめる。
まずは駅弁屋からマリモを買うストリッパーたち。函館でも一緒だった子連れの夫婦はその後もストーリーにちゃんと絡んでくる。妻は賭場に体一つで挑むが撃沈。マリモの入ったカバンを地元ヤクザに獲られてしまう。取り返そうとする高倉健のピンチを救ったのは・・・!!
それから、女スリのヒロインが登場。共に旅をするようになり、安部徹に捕らえられたり、人質交換でマリモを奪還したりと大活躍。ラストは恋に発展しそうだったが・・・。
味方なのか敵なのか、謎の一団の中谷一郎と室田日出男。意外と渋いところを見せるのだが・・。そして今回のパートナー・アイジョージ。シリアスな話の中、常に笑いの取れるキャラクター。話に華を添える。高倉健が寅さんばりに出店で物売りしてるシーンもある。
・・というわけで、なかなかの力作。2作目も外しません。
2006年01月22日
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