2008年 アメリカ 117分
題名のグラントリノとは、72年型のアメ車のこと。その車を持ってるのがイーストウッド扮する老人。妻を亡くし、子どもたちからは厄介者扱いされるが、心は朝鮮戦争の時のままだ。東洋人街に居を構え、黒人の不良グループにも一歩もひるまない。
だんだんと隣人と仲良くなる老人と相対して不良グループとの溝は深まっていく。ある日それが爆発し、事件が起こる。老人は復讐に立ち上がる。たった一人で・・。
世代を超えた友情と魂の継承、敵対する男たちとの対立と復讐、大きなテーマはここ。あとは主人公の設定と、そこに絡めるサブキャラが映画を際立たせる。
主人公の設定は50年代の戦争の体験をいまだに引きずっている。イーストウッド本人がやることで、すんなりキャラクターが入ってくる。サブキャラは若い神父と床屋。
自分がもし映画とか小説作るんだったら、大筋だけじゃダメで、そこにどんなものを絡めていくかがポイントだなーとか勝手に思って見てた。
面白かった!
2010年06月04日
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