トム・ハンクスの恋愛ドラマも、もういい加減おいちゃんなんでいいかなと思っていたけど、そんなことなく見ごたえありました。アメリカに出国したらその直後、クーデターで母国がなくなっちゃって、アメリカにも入れない、母国にも戻れない、ということで空港内で時間を過ごさなくちゃならない。まさか自分にはそういうことは起こるまいと思いながらも、心のどこかでもしや・・・、と想像してしまうシチュエーション。きっとこの映画を見た後、JFK空港に降り立った人はちゃんと通れるか心配になるんだろう。
それにしてもアメリカの空港職員って対応悪〜!日本だったら三食昼寝つきの部屋を提供しそうだけど(勝手な想像)、空港の中に放置して、カメラでチェック、いっそのこと外出させて不当入国で逮捕させたら空港職員の手を離れるぞ、なんて非常に冷たい。
で、トムハンクスは言葉も全く通じないにも関わらず、ガイドブックで少しずつ勉強し、仲間を増やしていく。この仲間たちがこの映画の和み役。トムハンクスが毎日懲りずに入国チェックするお姉さんと彼女に思いを寄せる空港の食事を運ぶボーイ。食事をあげる代わりに彼女の気持ちを聞いてきてくれ、とせがむ。それから空港のお掃除のおじさん(クマール・パラーナ)。トムハンクスをきっとCIAに違いない、とマークする(笑)
ある日空港内で外国人が暴れ、トムハンクスが通訳として活躍したことから、空港で働く人たちが、トムハンクスを認め始める。その一方で空港警備局主任のスタンリー・トゥッチは益々適役となっていく。
いやー、こんな圧倒的不利な立場でどうやってスッチーのキャサリンと恋が芽生えるのか不思議だったが、仲間たちに助けられ、空港内でのステキなデートを重ねることになるんですねー。
これは心温まるカップル向けの映画。冬の寒い日にホッとさせられそう。
ラベル:トム・ハンクス
残念ながらジャズに関しての知識がこれっぽっちもない私はラストで感動するには少し弱かったのですが、それでも空港でのプチ感動の洪水には驚かされました。
面白い作品でしたね。
※でもってお知らせなのですが、事情により活動映像の街は終了削除することになりました。
恐れ入りますがリンクの取り外しをお願いいたします。
今ひとつ乗り切れませんでした(*_*)