シリーズ第23作。スネ夫がSONYのアイボ(なつかし!)もどきのロボットを買ってもらった。うらやましいのび太はドラえもんがデートに行った隙に、勝手に未来デパートからロボットを注文する。ところが注文方法がわからずに間違えて大量に買ってしまって街中大パニックになる。なんとか返品するのだが、1体だけ少年型のロボットが残る。調べてみると地球のロボットではない。生まれ故郷に帰そうとタイムマシンに乗り込む一行だったが、途中で時空の乱れに巻き込まれて・・。
やっぱりタイムマシンに乗ってどこか知らない時と場所に行ってしまうというのが、一番の冒険ストーリーだと思う。しかも今回は人間とロボットがかつては共存、今は人間がロボットを支配している国。ロボットたちは人間並みの知能を持っている。ロボットに同情したばかりにかばって事故に巻き込まれ父を亡くした王女がロボットの制圧に乗り出したのだった。
異国の設定っておとぎ話みたいで面白い。どんなありえない話でも、すんなりとその設定に浸かってしまい、同情し共感する。これがアニメのいいところだ。しかも今回は人間の心を持ったロボットを人間が支配するというあながち起こりえない話ではないだけに尚更だ。ロボット親子の家族愛も含めて最後はしんみり終わる。毎回このレベルを維持するのも大変だろうと思ってしまった。