2011年06月14日

キューポラのある街 #1390

1962年 日本 99分

キューポラという煙突が特徴的だった埼玉県川口市を舞台に、今では見られなくなった風景の中、貧しくても明るく希望に満ちた子供たちが印象的だ。現在も似たような感じなのかもしれないが、現代の子供たちはこの映画の人々のような明るさがあるだろうか?時には大人にも負けず、小さいながらも自立して生きていこうとする強さ、もしかしたらもう二度とこの時代の強さを身につけることはできないんじゃないかとさえ思ってしまう。

中でも主人公役の吉永小百合は、活発な中学生で、親の代わりにパチンコ屋(玉の入れ方がすごい!)で働いたり、ヤクザの事務所に怒鳴りこんだりする反面、貧乏であることの弱さに悩んでいる。それが絶望的な暗さではないところが救いである。

作品のテーマの中に在日朝鮮人の帰還事業がある。詳しくはよくわからないけれど、複雑なテーマをしっかりと描いている。

いろんなことを考えさせられる映画だ。名作と言われるだけのことはある。
posted by 映画のせかいマスター at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の映画(33)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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