2006年07月27日

続拝啓天皇陛下様 #596

1964年 日本 94分

続編。前回は主人公の「一生」を描いてしまったので、また別の主人公が登場。でもモデルは同一人物。前回の渥美清が良くっての続編だから当たり前か。ただ今回は語り部も本編には出てこない。代わりのパートナーは敵対国である中国の華僑役の小沢昭一。その奥さんが南田洋子で、前回後輩の兵隊だった藤山寛美は上司になって渥美清らを見送る。後輩の初年兵は平田昭男。幼少時代の憧れの先生が岩下志麻。この人こんな昔から映画に出てたんだねえ。黒人兵役で阪急ブレーブスのロベルト・バルボンが出てる。ちょいと借り出されたのだろうか??

兵隊の出向地は中国で、なんとなく独立愚連隊を思い出す。でも中身は前作同様、戦争映画のようなコメディ映画のような・・・。戦時中を生きた男の人生を描いている。この続編はうまい。前編の良いところをうまく活かしてる。期待を裏切らず、そしてある意味パワーアップ。戦地では親友の犬とのエピソードを。終戦後はその飼い主の奥さんをサポートしながら、闇屋でなんでもやって暮らしながら、娼婦と所帯を持つ。

当時のフィルムも交え、戦争中や戦後の文化をうまく残していると思う。今まで知らなかった戦後の暮らしは、貧しく暗かったんだろうと思うけど、渥美清がやるからかもしれないけど、みんな平等に貧乏で、同じような小屋に住み、なんだか楽しそうだ。私は戦争を知らない世代であるが、一つの文化としてこの時代は残しておいて欲しい気もした。


posted by 映画のせかいマスター at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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