1988年 日本 110分
山田太一原作、市川森一脚色、大林宣彦監督。一夏に起きた不思議な話をロマンと取るかホラーと取るか、ちょっとしたタイムスリップでもありますね。12歳の時に亡くなった両親に40歳になって再会する。現代にありながら、昔の良き時代を再現する、設定の妙が非常にうまかった!
死んでも心のなかで生きている、ご先祖様が見守ってくれている、という日本人の心を、うまく映像で表現されている。自分の大切な人に再会するというファンタジーは映画ならでは。で、最近はあまり見なくなったけど、そういう設定は好きです。
片岡鶴太郎と秋吉久美子の両親役はとてもはまってた。名取裕子はいなくても成立したかとは思ったが、いないとまたパンチがないのかも。お盆前のこの時期に必見の映画です。
2011年07月25日
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