2010年 日本 139分
最近の邦画おもしろい。これもまた俺流に言えば現代小説かな。しかしこれは映画のテンポが良かった。前半トントンと「事件」がおき、登場人物とその回りの人たちの状況が、すぐに明らかになっていく。舞台が九州の田舎町で、古い街並みの中、昔の日本が垣間見れるのがなんとなくいいのだ。例えば殺された女性の父親(柄本明)は、奥さんと一緒に床屋をやっている。親の世代なら、十分幸せに生きていけるだろうが、子の世代では、それだけでは満足できない。都会に出て行って、派手に遊ぶことも必要だ。しかしそこに幸せがあるかというと、そうでもない。それは登場人物を通して、大切にしたい人がいるかどうか、と語られている。主人公の二人も真面目に働いているだけではどこか寂しい。出会いサイトは、現代人の寂しさを癒す必要なサイトなのだろうか??
2011年08月10日
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