2011年10月25日

知られざる動機(1983松本清張ドラマ)#1464

1983年 火曜サスペンス

原作は短編「新開地の事件」。未読だが、このドラマは吉行和子の怪演ぷりがすごかった。赤線出身で、家の間借りをしている青年と関係を持ち、娘と結婚させる。旦那に現場を押さえられ、その怒りで脳卒中を起こした旦那を介護中に、事故に見せかけて殺す。娘の旦那つまりかつての不倫相手には、誰のお陰で遺産をもらえる立場になったんだと強気に出てる。

これで前半はドラマをグイグイ引っ張っていくのだが、残念ながら殺される。で、その犯人は?!って話なんだけども、登場人物これだけなんで娘かその旦那かどっちかしかないわけだ。このドラマ、それまで吉行和子の悪女ぶりでドンドン進んでたわけなのに、いきなり矛先が変わる。

しかし、あ、ここからネタバレです。原作を楽しみに読んでる方は注意。昔のドラマなんで書いちゃいます。しかし、義理の母親を娘(=自分の嫁)が殺す。でも犯人が強盗と思われたら遺産が嫁に行ってしまう。なので捜査の目を嫁に向けさせるために自首する、嫁捕まる→遺産は残された自分のところに・・・。なんていう小難しいことするのにわざわざ自首するかねえ。リスク大きすぎるだろ??しかもそれを見抜く刑事がいるなんて・・。

愛情がどうとかいうフレーズも途中あったけど、大学出た娘にあの青年じゃつり合わない、って言ってたのが、ケーキ屋を開業したら、そろそろ不相応になったか、なんていう親夫婦。妻の不倫現場を見て、元々お前は良くない所の出だから、と攻める旦那。正直すぎ〜。そういう時勢だったのかな?

娘役の藤真利子は、最後に罪を犯す訳だけど、それまでがあまりにも大人しすぎ。ギャップを狙った?

エンディングテーマは岩崎宏美の「家路」でした。
追記2012.4.15

原作読みました。どちらかというと、主人公一家は客観的に「新開地に住む一家」だ。エロティックな関係はない。ドラマは結構いじくってますね。
posted by 映画のせかいマスター at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 松本清張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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