2006年09月20日

男はつらいよ 旅と女と寅次郎(男はつらいよ31) #645

1983年夏 日本 106分

舞台での演劇風の夢からスタート。岡っ引きの博が寅兄さんを捕まえる。歌のシーンで今回劇中で出てくる「矢切の渡し」が大ヒット中の細川たかしがゲスト出演。

柴又では満男がもう6年生。最後の運動会に博が出席できず、寅が代わりに親子競技に出ると張り切ってる。なんとなく断りたい雰囲気を察して定番の喧嘩、旅へ。新潟から佐渡に渡る船で、失踪中の大スター京はるみと出会い、二人で佐渡に渡る。

いきなり余談だが、保険屋のおばちゃんとして 素晴らしき日曜日などの黒澤映画から日本映画に出ずっぱりの中北千枝子が出演。佐渡の旅館のおばあちゃんで北林谷栄が出演そーとーなおばあちゃんに見えるが、その後「大誘拐」ではしゃんとしたばあちゃん役をしてるんで、おばあちゃん役をやらせたら日本一のおばちゃんですね。このとき一体何歳なんだろう?72歳くらいですね。元気だねー。社長は秘書のマキノ佐代子(このときはまだ名前なし)をつけてる。

で、ほぼ本人役の都はるみは、この映画のあと引退宣言し、翌年引退しちゃうんで、どうしてもこの映画が本当の話のように思えてしまう。とらやで「アンコ椿」を歌ったりするシーンはどうしてもシリーズの中で浮いてしまうけど、夢があっていいですねえ。私もすっかり都はるみのファンになってしまいました。

恋人と別れて職場放棄して佐渡へふらりとわたり、マネージャーのベンガル、木の葉のこ、社長の藤岡琢也と桜井センリらが追い掛け回す。お土産屋の二階で寅と別れ、2人は元の場所へと帰っていく。

とらやで、都はるみのTVをタコ社長が見てるところに寅が帰宅し、TVに出てる都はるみに気付くが、タコ社長の頭が重なる。この寅の視線カメラ、笑えた!

あと、旅館で寅さんが自分の自己紹介した後、はるみの身になんかわけありであることを感じて、何も聞かずにいたこと、そしてそれをステージで振り返るはるみのシーンがよかったです。以外に思う方もいるかと思いますが、この作品は私の中の寅さんシリーズの中でも上位に来る作品でした。

ラベル:男はつらいよ
posted by 映画のせかいマスター at 07:14| Comment(8) | TrackBack(2) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、TBさせて下さい。国民的映画、寅さんをNHKBSの放送で観ています。演歌ってあまり好きなほうでなかったのですが、この作品の都はるみの歌はしっとりと内容にマッチしていて良かったですねー。
Posted by ぶーすか at 2006年09月30日 15:07
ぶーすかさん、コメントありがとうございました。
週末の出張で疲れ果てててお返事が遅くなってスミマセン。

web見させていただきましたが、すごく丁寧にまとめられていますね。私も最後まで必ず見ますので今後ともよろしくお願いします。
Posted by 映画のせかいマスター at 2006年10月04日 07:53
TBとコメント有難うございます。TB返し致しました。
山田洋次はとにかく上手いです。演出のお手本です。国民的映画と言いながら、実はすごく高級な作品群なんですよ。分りやすい喜劇ですが、奥も深いし、黒澤明、小津安二郎、溝口健二に伍して、細かな演出の上手さから言えば彼ら以上かもしれない才能、もっと世界に知られねばならない才能だと思っています。
Posted by オカピー at 2006年10月04日 11:56
オカピーさん、コメントありがとうございました。
作品が多過ぎてちゃんと評価されていないのかもしれませんね。寅さんシリーズも場面の転換とかうまいですよね。気をつけてみていないと分からないシーンも多々あります。BS2の山本晋也カントクの解説で気付きます^^
では!
Posted by 映画のせかいマスター at 2006年10月04日 15:31
TB返し有難うございます。出張お疲れ様でした。
<山本晋也カントクの解説
私も毎回、おおーそうだったのか!というコメントばかりなので、NHKBSの放送はちょっとしたオマケ付きという感じでイイですよね。映画放送前の寅さん百科も欠かさず見てます^^)。
Posted by ぶーすか at 2006年10月04日 17:01
ぶーすかさん。コメントありがとうございました。
山本晋也監督は映画監督ならではの視点ですよね。ただのポルノ映画監督と思っていましたが、見方が変わりました。もう一人のアナウンサー?もいいですね。
そうそう寅さん百科、アレも欠かせません。
あと16作、楽しみですね。
Posted by 映画のせかいマスター at 2006年10月05日 08:16
「渡辺俊雄NHK衛星映画劇場支配人」という映画通のちょっと謎のアナウンサーですよね^^)。最近まで同じNHK番組「知るを楽しむ・こだわり人物伝・円谷英二」の解説をしていた唐沢俊一さんという人と声も見た目も似ていたので、同一人物だと勘違いしてました。よーくみたら違うんですねー^^;)。
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200609/tuesday.html

リンクさせて頂きました。どうぞよろしくお願い致しますー。
Posted by ぶーすか at 2006年10月06日 21:05
ぶーすかさん、リンクありがとうございました。
唐沢俊一さん、よくカルト本書いてある方ですよね。似てますね〜(笑)
ではではこれからもよろしくお願いします。
Posted by 映画のせかいマスター at 2006年10月07日 07:43
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」
Excerpt: ●男はつらいよ 旅と女と寅次郎 ★★★ 【NHKBS】都はるみが大物人気演歌歌手というそのままのキャラでマドンナとして登場して歌をたくさん唄っていて演歌ミュージカルという感じ?細川たかしがオープニン..
Weblog: ぶーすかヘッドルーム・ブログ版
Tracked: 2006-09-30 15:01

映画評「男はつらいよ 旅と女と寅次郎」
Excerpt: ☆☆☆(6点/10点満点中) 1983年日本映画 監督・山田洋次 ネタバレあり
Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
Tracked: 2006-10-04 11:46