2010年 アメリカ 129分 クリント・イーストウッド
近年の作品は命がテーマとか社会派なのが多いイーストウッド監督。今回はヒアアフターつまり来世とか死後の世界を扱っている。一歩間違えば色物になっちゃいそうだけれども、その世界と交信できる霊媒師を主人公に、3つのドラマが折り重なって、なかなかの出来栄え。
霊媒師のマット・ディモンは、その能力を嘆き、過去と決別して能力を使わずに行きていこうとする。逆に津波に流された体験から、見えるようになったフランスの女性ジャーナリストは、その体験を出版するが、相手にされない。双子の兄弟を事故で失った少年は、ネットを駆使し、亡くなった兄と交信しようとする。
信じる信じないとか別として、確かにこういう世界で生きている人達がいる。ドラマとしては私にとっては変化球だが、生きることを考える上で、確かにアリかなと思った一作。
2012年06月01日
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