1973年 フランス イタリア 99分 アラン・ドロン
保護司の図らいで出所したアラン・ドロンが、過去の仲間の誘いも振り切り更生しようとする。、自動車事故で妻を失うアクシデントも乗り越え、順調に見えたが、刑事がつきまとう。
犯罪者への偏見や差別、あることないことに疑われ、ついにゴワトロ刑事を殺してしまう。裁判が始まり、ジーノに言い渡されたのは死刑!
実はこの映画、保護司ジャン・ギャバンの視線で語られる。ジーノの更生を信じ、人権を主張していた保護司が、この事件をきっかけに社会に失望するが、ラストシーンは無残なギロチン。重い空気で終わってしまう。
邦題はギャング映画の雰囲気があるが、中身は社会派ドラマ。アラン・ドロンの映画は多彩だ。
2012年07月11日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック