2010年 アメリカ 105分 ロバート・デ・ニーロ
映画の楽しみ方の一つは、一体どんな話になるのか、全く予想がつかないストーリーだ。この映画も主演であるミラ・ジョヴォヴィッチはなかなか出てこないし、タイトルのストーンは服役中の囚人だし、ロバート・デ・ニーロは真面目そうな管理官で、一体この3人がどうつながっていくのかさっぱりわからない。
で、予想もつかない30分間を経ると、仮釈放を得るために奥さんが管理官を誘惑するという図式が明らかになる。セクシーに迫るジョボビッチにどう見ても堕ちそうにないデ・ニーロが意外とあっさりイッてしまうのだ。自分の道を貫くかどうか、というテーマかと思ったら、堕ちたあとどうなってしまうのかというテーマなんだと気づく。
最後はやっぱりというかなんというか。誘惑に関係なく、デ・ニーロが抱えていた問題がどんどん露呈していったという方が的確なんだろうけど、一度狂いだしたらなかなかうまくは行かないものだ。デ・ニーロ映画じゃなかったら見てなかったと思うが、なかなかの拾い物だった。
2012年07月27日
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