2012年 日本 103分 劇場で見た映画
スポ根が流行らなくなってずいぶん経つけど、高校生のスポーツは盛り上がっている。どこまで部活を熱く書くか、狙いどころは難しいところだが、この原作は実にうまい!
一人の花形選手が部活を辞めたことで、友人関係、恋人関係、クラブ間の問題にジワジワと波及して行く影響を、それぞれのクラブの特色を活かして描いている。
映画では神木くんのオタク映画部が主人公になってるが、熱いんだけどあっさりと話の抑揚をうまいことコントロールして続いていくんで、ヤマ場はどこかと聞かれると、やっぱり最後の吹奏楽部の演奏をバックにした屋上のシーンではあるものの、どのシーンも見所といえば見どころです。
高校生の時は気付かなかったけど、背の高い人もいれば低い人もいる。スポーツ万能もいればオタクもいる。いろんなタイプの人が、ひとつの教室で集団で生活するという、大人になってからはなかなかできない貴重な時期だったと今さらながら感じてしまう。青春の忘れ物をまた一つ思い出した。
2012年08月11日
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