第40話 やさしさだってあるのです
家庭教師でスパルタしすぎて首になったカースケは罰として肉体労働をと八百屋に派遣、しかしそこには若い女(丘みつ子)が。すっかり意気投合するカースケだったが、女は結婚していて、1年以上蒸発している亭主がいた。
シリーズ初のカースケのマジ恋愛。一緒になろうとまで決意する。が、タイトル通り、旦那を傷つけてまで自分が幸せになろうとは思わない、やさしい男のモデルケースでした。結果的に八百屋に戻って家族3人で働く姿を見ると、元に戻ってよかったね、と思うんだけど、難しいケースですよね。
第41話 生きてる限り切ないのです
居酒屋で会った男(小池朝雄)にいきなり殴られたカースケ、その裏には死んだ母親のロマンスがあった。台詞の中にあるのだが、35過ぎて女が一番寂しい時期、誰かに縋ろうとするのも仕方がない、そんな時期、子どもを選んで男と別れた母、そんな母を想うがすでに死んでしまっている。切ない気持ちをよーこに慰められ、旅に出ようと切りだすのだが、男が事故に遭ってしまう。駅で待っているよーこに届くのは、男の訃報でカースケが来れなくなったという報せ。新幹線の絵がついた弁当が二つ、この演出淋しいねー。演出といえば、男が付き合っていたバーの女が、船で旅立つのを見送るカースケの図。男がいなくなって新天地を求める女の姿がこれもまた切ない。一つの話に幾つものドラマをうまいこと入れ込んで、脚本実にイイ!
第42話 男は生きがいを求めるのです
最近仕事が無いなんとかする会社、給料も半分に。そろそろ孫の顔が見たいと母親に急かされるグズ六は、営業強化に乗り出す。そこに出くわした前の会社の同僚、フランス商社の代理店をやってて売上伸びているという。染物屋で働くグズ六とカースケ、カースケは職人の矢島の生き甲斐ややり甲斐を求めて職人の道を選んだ生き方に惹かれるが、家庭があると生き甲斐だけでは生きていけないと奥さんに離婚を申し出されているらしい。
2012年09月16日
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