2005年04月19日

キッド #301

1920年 アメリカ 50分 チャップリン映画

チャップリンが街をぶらぶらしていると家の2階からゴミが次々に落ちてくる。靴の裏でマッチに火をつけてタバコを吸う。そこには赤ん坊が・・・!捨て子を拾うことになったチャップリン。知らん顔して通りすがりのおいちゃんに押し付けようとするが失敗、男手一つで育てることに。天井からぶら下げたポットからミルクを飲ませ、子育て奮闘の末、5歳になった。子どもが石を投げてガラスを割って、偶然を装って通りかかった新しいガラスを背負ったチャップリンが修理するというインチキ商売をこなしていくまでに成長した。8mmフィルムの走りがコミカルで子役の面白さはチャップリンをしのぐ。まるで本当の親子のような愛情が芽生えたとき、本当の母親はスターになっていた。両者が交わったとき、悲しい別れが待ち受けていた。

チャップリンとキッドのジョンの生活は笑いと温かさに溢れている。布団に開いた穴から頭を出していつの間にか服になってる。パンケーキはちゃんと半分ずつにする。喧嘩のシーンではキッドが大男の弟をノックアウト、復讐を恐れたチャップリンは泣いてる相手の手を挙げる。結局2人はバトルになっちゃって、か弱そうなチャップリンが大男をノックアウト!サイレント映画だけど言葉がなくてもすべて伝わってくるようだ。ハッピーエンドで終わるのもいい。

チャップリン初めての長編作品。50分だけど、撮影したフィルムはその10倍とも言われ、チャップリンの夢の中のシーンは難解で評価が分かれたそうだ。羽根が生えて空を飛ぶ、それだけと言えばそれだけだが。。。さて真意は?

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posted by 映画のせかいマスター at 06:47| Comment(11) | TrackBack(5) | チャップリン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
チャップリン大好きです!
とくに『キッド』は温かくていいですよね。
喜劇と悲劇のバランスがすごく良くて、見た後に必ず心に何かが残ります。
久しぶりにチャップリン映画を見たくなりました(^o^)
Posted by 奈緒子と次郎 at 2005年04月20日 13:52
お引越し、おめでとうございます!
面白かったですが私は泣きました。
あの子供がいたいけで・・・
でも最後はハッピーエンドでしたものね。
私が妙に覚えているシーンは警官とのやりとりです。
Posted by Ray at 2005年04月20日 18:12
>奈緒子と次郎さん
お帰りなさい。旅はいかがでしたか?^^
新ブログ初コメントありがとうございました。
悲劇を喜劇で包み込むチャップリン、以前にも見たことはあったのですが、今回改めてその凄さがわかりました。#307までチャップリンが続きます。よろしくお付き合いください^^

>Rayさん
コメントありがとうございました。
子役は名演でしたねー、チャップリンを食ってたかも。あの警官、多分同一人物と思いますが、最初から最後までずっと出てましたね。

では〜!
Posted by 映画のせかいマスター at 2005年04月20日 21:11
夢の中のシーンは不明でしたね。
どうして天使を登場させたかったのかしら。
私はあの時代からワイヤーがあることにビックリしました!
Posted by 奈緒子と次郎 at 2006年07月26日 09:34
もう1年以上前にコメントいただいていたんですねえ、早いですね。何度も何度も繰り返して見れる語れるチャップリン!凄いです
Posted by 映画のせかいマスター at 2006年07月26日 19:14
ラスト近くの夢のシーンはただ疲れきったチャップリンの希望と挫折を描写したものだと、単純に思ったのですけど、深い意味があるのですか・・・

なるほど、ありそうですけど・・・
でも、私の理解力では思いつきません。(^^)
Posted by PANA at 2007年01月24日 03:34
PANAさん、コメントありがとうございました。
夢の解釈は80年経った今でも議論になるって凄いですよね。こうだ!って言えない自分がもどかしいです。
TBもありがとうございました。相変わらず詳しい力作のレビューですね。
Posted by 映画のせかいマスター at 2007年01月24日 07:30
こんにちはーTBさせて下さい。
<夢
ちょっと異質な感じはしますが、悲観したチャーリーが観た幻想なのだと思ってました…。妙に切なくなるシーンです。
Posted by ぶーすか at 2007年01月24日 19:25
なんだか急にキッドが盛り上がってますね^^
いきなりの夢シーンはいろんな解釈可能ですね
Posted by 映画のせかいマスター at 2007年01月24日 20:51
「夢の国」はやはり天国でしょう。天使、門番、悪魔のささやき...
前後のつなぎは少し強引ですが、あの一幕がないとこの映画は成立しません。
冒頭近くの十字架を背負ったキリストのワンカットシーンといい、「キッド」は、チャップリンには珍しくキリスト教的世界観を色濃く反映していると思います。
Posted by まいじょ at 2007年10月19日 10:14
まじょさん、コメント、TBありがとうございました。なるほど一番夢の解釈がわかりやすかったです。チャップリンとキリスト、対比して考えたことはありませんでしたが、いろんな見方がありますね。
Posted by 映画のせかいマスター at 2007年10月19日 12:07
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