2012年12月20日

鬼畜(松本清張ドラマ2002)#1751

火曜サスペンス劇場1000回突破記念作。

ある日愛人が3人の子どもを連れてやってきた。しがない印刷工場の個人事業主の亭主(ビートたけし)は、子どもを引き取るが、次第に生活が圧迫していく。妻(黒木瞳)も子どもたちをもてあますようになる。そんなある日一番下の乳児が事故で死んでしまう。この日を境に子どもたちを疎ましく感じるようになった夫婦。ついに2番めの子どもを花火大会のドサクサで捨ててきてしまう。

イメージ的には愛人役の室井滋のほうが妻で、黒木瞳が愛人なんだけど、黒木瞳は妻役でなければ成り立たない。なぜならタイトルの鬼畜が指すのは、少なくともこのドラマでは妻のほうだからだ。あなたの子どもじゃない、と夫を説得し、子どもを消すよう諭す。そもそも最初の事故も事故だったのかどうか疑わしい。愛人と対峙しても怯むこと無く、町工場の妻の強く生きる様を演じている。

そしてやっぱりたけし。清張ドラマでは刑事役が多いが、この人はやっぱり犯人役が似合っている。役者の仕事は制限しているのか、なかなかお目にかかれないが、存在感は抜群だ。貴重な犯人役を存分に楽しんで見れた。

原作も読んだが、最後にバレるトリックは印刷工場に勤めていた清張ならではの、印刷の石である。クライムノベルの先駆けとして、良いドラマだった。

鬼畜 #1254 松本清張
posted by 映画のせかいマスター at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 松本清張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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