2005年 日本 136分
久々に見た三谷作品。だんだんキャストも豪華になってきてる。ベタなギャグも多かったけど。ホテルの年越しパーティーを舞台にいろんな人が集まってくる話を風呂敷を広げまくってギリギリ最後で最後にまとめるいつものと言えばいつもの展開。ホテルを舞台に起こる事件と対応に追われるホテルマンたち。長くなりそうだけどざっと登場人物を・・。
年越しパーティーの横断幕が間違えて「謹賀信念」になっちゃった。慌てて筆耕係のオダギリジョーに依頼する。ホテルに居つくコールガール篠原涼子を追い出しつつ、パーティーを前に控え室ではマジシャン夫婦寺島進らが大喧嘩。妻は出て行ってしまう。歌手のYOUは支配人に抱かれて来いと部屋で待機させられ(ホントにこんなことあるのかな??)アヒルの腹話術のじいちゃんはアヒルを逃がしてしまう。
そこへスキャンダルで逃走中の政治家佐藤浩市が、お忍びで宿泊するがマスコミにホテル周囲を包囲されてる。鹿の研究科のマンオブザイヤーに選ばれた角野卓造の妻はホテルマン役所広司の別れた妻 原田美枝子と再婚している。再会した役所はついついホテルマンであることを言えず、マンオブザイヤーに選ばれたと嘘をついてしまう。角野はコールガールと関係があり、裸踊りを写メで撮られていたのを選考会にばれないかと不安に。
一方ホテルマンたちは、歌の道を諦めて田舎に帰るベルボーイ香取慎吾のお別れ会を開いてる。ホテルの喫茶店で偶然出会った幼馴染の麻生久美子と話している途中、明日の歌謡ショーを控えた大物歌手西田敏行の相手をすることに・・・。
支配人の伊東四郎がマジシャンのおしろいを顔に塗ったままホテル内を迷子になっちゃったり、生瀬勝久と役所の主義主張争い、松たか子が麻生久美子に間違えられて愛人の津川雅彦の元に。途中まででもこんだけ複雑なんだけど、入れ替わり立ち代りで出てくるんで実際見てるとそれほどでもない。
小道具である香取慎吾のギター、なぜか背中に担いだままウェイトレスしてたり、バンダナをアヒルが巻いたままホテル探偵石井正則に追われたり、人形の持ち主が次々代わって最後は・・の元に、ってのも楽しみの一つ。
あの人とあの人がつながって、あの人があの人のために役立って・・・っていう感じで三谷マジックが展開されてく。自由にやりたいことをやろう、ってのと毎度ながら「プロ意識」ってのが根底にあるテーマ。役所広司と戸田恵子は決め手は無かったがロマンスっぽさを醸している。
こういう話を作らせたら流石ですね
2007年01月11日
この記事へのトラックバック
THE 有頂天ホテル
Excerpt: やっぱり三谷ワールド最高です! 役所広司が一番おもしろかったです。 まともな振りして、元妻の前ではあんなことやこんなことを…。 角野卓造がなんのオブ・ザ・イヤーなのか 聞きもらしちゃったのかと思っ..
Weblog: まるっと映画話
Tracked: 2007-01-11 13:14
THE 有頂天ホテル
Excerpt: TBさせて頂きますので、よろしかったらTBをお待ちしております。 主な登場人物だけで20人以上も登場しますが、それぞれのエピソードが絶妙に絡み合って展開するので、混乱することなく楽しむことが出来ると思..
Weblog: シアフレ.blog
Tracked: 2007-01-17 20:11
あんなに複雑な動きを見事に文章にしていて。
読みながら思い出せました(^o^)
三谷らしさ全開で楽しい映画でしたよね〜。
抜けてるところがたくさんありますね、津川雅彦とか。ま、よしとします。^^;
ボクも好きな作品ですね〜
面白いエピソードがてんこもりで大満足でした(^^