ネクタイをしていない男はだめ、八百屋で出会う男はダメ。年収10万ドル以下の男には目もくれちゃいけない。
同居する3人の娘たちがそれぞれの恋愛相手を競い合う。彼氏自慢に、見る夢は百万長者になった夢。なんともお気楽なんだけど、3人ともいたって真剣。なんとか百万長者と出会いを探すがうまくいかない。
結局惹かれていく男たちは百万長者ではないのだが、ローレン・バコールは百万長者と勘違いして知り合った男と、マリリン・モンローは間違えて乗り合わせた飛行機の中で隣に座った男(お金は持ってるけど税務署に差し押さえられてる)と、そしてベティ・グレイブルは言い寄ってくる男が結局忘れられずに結婚する。実はこの中の一人は正真正銘の百万長者、ズッコケオチで終わる。
笑い声こそ入っていないが、奥様は魔女などで見慣れた画質の映像は、日本語吹き替えが良く合う。日本人にも親しみの持てるコメディ映画だ。中でも準主役のマリリン・モンロー、ド近眼で分厚いメガネを着用しているが、セクシーな体型は服の上からもよくわかる。3人がそれぞれの存在感を発揮する中、本を逆さに読んだり、ドジな役割でもその魅力をたっぷり魅せる彼女はやっぱし凄いと思う。
