2007年01月30日

白い巨塔 #749

1966年 日本 150分

発表以来何度も(確認してるだけで5回!)映像化され、その度に話題になっている名作。小説版を読んだことがあるのですが、今回の映画版とは結末が違いますね。映画は映画でうまくまとまってる。どちらかと言うと、大学の教授戦に重きを置かれているので後半の医療事故裁判がはしょられてる感じもする。原作読んでいないと話についていけないのでは?時間の制限もあるんで映画にするには難しい小説なのかもしれない。

で、教授になるのにそんなことまでするの?って話なんだけど、大学教授っていいですよね。相撲の横綱と一緒で一度なってしまったら負け越してもその地位から堕ちることはない。相撲だったらいろいろ監視してる人が居るけど、教授は非難されても気にしなければいいだけだから。なーんにも研究しなくてもずっと教授、給料はいいし、年金なんかもいいのでは?(想像)退職後もなにかとポストにありつけそう。

財前教授役の田宮二郎はこのあと、数年後TVドラマの際も主演、飛行機で「お医者様はいませんか?」とのアナウンスに財前です、と名乗り上げたというエピソードも聞く。最もその後ドラマの最終回を待たずしてピストル自殺しちゃったから、いろいろ消耗してたんだろう。すごく迫力もある役者さんで惜しいけど。

ライバルの教授候補役に船越英二、財前を推さずに他大学からの候補を立てるフィクサーの東野英治郎、参謀に男はつらいよの下絛正巳おいちゃん。
里見助教授に田村高広、ケイ子は小川真由美、ヒロインに藤村志保とキャストも豪華です。

ここからネタばれ

すべてを勝ち取った財前教授。患者の死なんて気にしない。今日も大勢の医局員を引き連れ、教授回診に行くのである。目的のためなら手段を選ばず、成功者の影にはこういうエピソードの一つもあるのかもしれない。世の中そんなもんですよね。最近はそういうのに噛み付こう、という風潮があるにはあるけれど、まだまだ知らないところでいろんなことが行われているんだろうなあ、と思った一作でした。



posted by 映画のせかいマスター at 06:54| Comment(0) | TrackBack(1) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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