2012年 全7話
wowowドラマ、長い分だけわかりやすい。犯人サイドの人間模様、襲撃された記者、警察の内部の捜査状況、企業のドタバタなど、全てにスポットを当ててて、ひしめき合っている。
柴田恭兵の日の出ビール社長を中心に物語は進んでいく。企業内では妹とデキてた幹部社員や裏取引を隠蔽するかどうかの駆け引き。総会屋との癒着とかもある。
犯人サイドは、泉谷しげるの町のお店に集う人々と、警察内の協力者豊原功補で、こっちは映画よりちょっと地味だったかな。
警察は一人孤独に追う上川隆也、上層部の一悶着が拘着してる。気づかなかったんだけど、上川の合田刑事と石黒賢の検事はマークスの山でも共演してる。あとは記者たち。ラストは社長は逮捕されてさらに刺殺されちゃう実際の事件とは別の結末だ。
この事件、よく覚えてないけど、詳しく知りたくなっちゃった。これだけ大きなモデルがありながら小説にしちゃう作者の力量もスゴイな。社会的弱者である犯人たちが一流企業を脅して何億も奪い取っちゃうんだから。いろいろネットで調べたら、グリコ森永だけじゃなく、マルタイとか6社脅してるみたい。公表されてないのも含めてまだまだ事実は隠されてそうだ。
いやー、昭和事件史もなかなかおもしろい!
映画版 レディ・ジョーカー #511
2013年06月18日
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