2008年 日本 105分
重松清原作。中学校を舞台にいじめ自殺未遂事件後、平静を装ってはじまる3学期、問題のクラスは担任の先生が休養し、臨時教師が赴任する。教師は転校した生徒の机を置き、おはようと毎日呼びかける。
世間体を気にして、反省文を書かせて体裁を取り繕ってそれで終わりにしたい学校サイドに、忘れるのは卑怯だと訴える臨時教師。確かに生徒の中にも、これでいいのかと思う子もいた。
問題が起きることに過剰に反応しないといけない風情なのはわからなくはない。正義を振りかざしてやーやー言ってくる親も多いだろう。なんでこんなに誰かに責任を取らせるってことが当たり前の時代になっちゃったんだろうね。例えば校長が辞任したらそれで問題は解決するのか、一番大切なのは生徒の心のケア、どうやってその事件を自分の中で消化していくのか。そこから何を学べばいいのか、幼い心は混乱するだろう。そのことよりも世間体、確かに世間体は大変だ。対応する担当者の消耗も激しいに違いない。言う側も何が問題なのかハッキリわかっているんだろうか??
なんていろいろ考えちゃいました。ガラにもなく(笑)
2013年08月07日
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