1992年 日本テレビ火曜サスペンス
ドラマ化三回、映画化一回の人気の原作。不倫の清算のため殺したはずの女(吉川十和子)が記憶喪失となって生きていることを知った男(古谷一行)が、記憶が戻るのを恐れて女を追う。女には刑務所に入っている離婚間際の旦那(内藤剛志)がいて、出所後、彼女を探しまわる。
万葉集の句の中からとったたづたづし、という言葉は不倫帰りの男と女に置き換えられて使われている。余計なことをしなければ完全犯罪だったのに、というお決まりパターンだが、今回は珍しく、男の犯罪は最後までバレず、男の晩年、立派になった息子の姿を遠くから見守るところで終わる。
短編をゆっくりペースでドラマ化したいい作品。
2014年03月11日
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