2007年04月19日

戒厳令 #832

吉田喜重監督

白黒で226事件に重く迫る。吉田喜重監督とこのテーマ、結構合ってるなあ、と思いつつ、三国連太郎のボツボツ喋る、でも長い台詞や粛々と進んでいくストーリーに見入る。三国連太郎が演じてるのは北一輝。私は歴史は不得意で、226事件もあまり知らないが、他の映画例えば「226」と比べると切り口の違いに驚かされる。

戒厳令とは、日清・日露戦争,関東大震災,二・二六事件など,日本近代史の重大時に必ず出てくる。その発動によって,法秩序は一挙に覆り,権力がむき出しの形で民衆の前に立ちはだかるんだそうだ。戒厳令を通してみればまた違った形の日本がむき出しにされるに違いない。

で、この映画の中の戒厳令は、どちらかと言うと三国連太郎戒厳令で、日本をというよりも個人が戒厳令を語る感じ。私が戒厳令を喋ることなんて一生ないような気がする(日本の歴史にも関われないような・・!?)んで、語れるだけで凄いんだけど、失敗、失脚・・戒厳令の中で一人の男が死んでいく。この視点、よくできてます。

吉田監督独特のカメラフレームは今回も冴えてて、ヌードシーンもあらゆる角度から撮ってたりとか、いいですね。


posted by 映画のせかいマスター at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の映画(33)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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