2013年 日本 133分
ベストセラ−の三浦しをん原作を早くも映画化。原作は発売当初から人気だったが、読んでなかったので、勝手に辞書を作る話と聞いて、昔の話と勘違いしてたら、現代の話だった。一つの辞書を作るのに13年ずっとひたすら作業してて、そのうちに意味も変わってきていたり、若者言葉がどんどん出てきたり、傍から見るとずいぶんと遠回りな仕事だな〜と思わずにはいられない。劇中では途中から参加した若者代表の黒木華が、その気持を代弁している。
Wikipediaが一般化したように、データベースはWebが得意なところだとは思うが、その内容の信憑性、書かれてあることの永続的な定義など、紙媒体の信頼は確かにある。松田龍平みたいにカバンに分厚い辞書をいつも持ち歩いてる人はいないだろうが、そんな辞書を日本国中が見直すことになった作品だと思う。
宮崎あおいやオダギリジョーのサポートチームの存在感も大きく、最後の最後で抜けてる言葉が見つかって、何週間も泊まりこみで他に抜けがないか調べることに。一つ抜けるとすべてズレてきて挿絵の挿入などにも影響が。
しかしあれだけの枚数の編集なんでそれはもうとてつもない作業だろう。何年かに一回は誰かが手を加えないといけないわけだから、赤字部門とほっとくわけにもいかなんだろうし・・。金田一先生は偉大だったねえ
2014年04月26日
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