トム・クルーズ&デミ・ムーア&ケヴィン・ポラックVSケビン・ベーコン、ジャック・ニコルソンでおくる法廷ドラマ。
トム・クルーズは偉大な弁護士の父を持つ新米弁護士で、法廷闘争になる前に手打ちにするのが得意。今回デミ・ムーアに尻を叩かれ初の法廷に立つ。ケビン・ベーコンとは手打ち仲間だったが、今回はがっぷり四つで戦う相手となる。ケビン・ベーコンに先行されたトムクルーズは大佐ジャックニコルソンを担ぎ出す。
トムクルーズが法廷で成長していき、不利だった形勢を最後に逆転、恋愛はないけどデミ・ムーアとのチームワークでスッキリ!・・という話なんだけど、中身が米軍の中のアンダーグランド的なことなので興味深く見てた。欲を言えばトムクルーズ以外のスターがイマイチ見せ場が少ないこと。豪華キャストだけにもっと!を期待してしまうのは贅沢と言うものだろうか。その中で登場時間は少ないもののジャック・ニコルソンの存在感はバッチリで、余韻のままラストを迎えるのも彼の迫力によるものではなかろうか。
ドーソン兵長(ウォルフガング・ボディソン)の台詞でそれまでの痛快逆転ストーリーを一気に考えさせられて終わるわけだけど、このラストじゃなかったらイマイチだったかもしれない。法廷+戦争+青春ドラマの詰め合わせ的だけど、相乗効果はアリでした。
