2005年06月06日

ラスト サムライ #352

2003年 アメリカ 154分

舞台は1876年の日本。明治9年である。日本では明治維新、アメリカでは南北戦争の終わった後だ。時代に逆らい頑なに"侍"としての生きる武将・勝元(渡辺謙)と、原住民虐殺を悔やみ酒に溺れるオールグレン大尉(トム・クルーズ)は、共に前時代を引きずって生きている。近代化を目指す日本に教官としてやってきたオールグレンは、侍を一掃しようとする新政府の戦略で勝元と一戦を交えることになる。味方陣営はすべて敗退、一人残ったオールグレンは捕えられ、山深い彼らの村へと連れて行かれる。そこで一冬を越すことになるが、彼の食事を作っているのは彼が殺した侍の妻たか(小雪)であり、息子たちだった。奇妙な共同生活から日本の生活、信念を貫く武士の精神を学んでいく。

黒澤明のような合戦シーンはお見事!近代化VSサムライの戦いなので鉄砲と弓矢で戦うところがキーである。武器もそして兵隊の数も全く違う、言わば負け覚悟の戦であったが、玉砕していくヤマトダマシイがお見事!

鉄砲の弾をかわしつつ弓矢は当てるという職人芸?!や、縦横無尽にされながら渡辺謙とトムクルーズだけが生き残るという展開はさておき(笑)、歴史に弱い私には「実はこういう話(侍の生き残りが蜂起する)は当時の日本のどこかで実際にあったんじゃないか」と思ってしまう説得力があった。極端に日本を誤解してるようでもなく、ロケは日本じゃないと思うけど中世の日本を思わせる美しい風景は、とても情緒溢れてた。

チャンバラ、砲弾、銃弾、弓矢などさまざまな武器でアクセントを付けつつ、トムクルーズが日本文化、「武士道」や「奥ゆかしい妻」などに触れていくのがメインテーマだったのが、映画としての完成度を高めていたように思う。

第76回アカデミー賞で渡辺謙が助演男優賞にノミネートされた。

ラスト サムライ 特別版
posted by 映画のせかいマスター at 05:59| Comment(9) | TrackBack(21) | ら行映画(17)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは〜!ご無沙汰しておりました〜。
ちょっと携帯から覗かせてもらっております。
マスターさんのURLを、もしやと思い、『映画のせかい、シーサ』で入れたので、なんだか得意気になってしまいました。 笑

合戦のシーンはよかったですよね〜
日本も妙な感じではなかったですし。

いずれ、トラックバックをしにまた参上しますね!
Posted by レイ at 2005年06月07日 22:08
どうも〜!「そのまんま」ですねー。いつもID決めるの悩んでしまいます。ま、シンプルイズベストということで。

で、ラストサムライ、雰囲気が良かったです。「妙な日本」とはアノ映画やソノ映画のことを指しますね(笑)

では、TBしました〜!
Posted by 映画のせかいマスター at 2005年06月08日 07:01
こんばんは。
私も、「武士道」を凄く感じることが出来ました。
渡辺謙、かっこ良かったです!
Posted by marus at 2005年06月08日 22:33
marusさん、コメントありがとうございました。渡辺謙は今までのハリウッドに登場した日本人スターの中でも、とびきり輝いていましたね。助演男優賞取って欲しかったなあ。では!
Posted by 映画のせかいマスター at 2005年06月09日 06:39
ちょいと脱走してきました〜
TBありがとうございました。
私も送らせて頂きますね!
Posted by Ray at 2005年06月22日 16:41
Rayさんコメントありがとうございます。脱走中のコメントということで、当局に押えられたりするんでしょうねー(笑)まずは回復のようでなによりです。症状は想像するしかないのでわかりませんが、ゆっくりなさってくださいね。では〜!
Posted by 映画のせかいマスター at 2005年06月23日 07:58
TBさせていただきました
&TBありがとうございます!
渡辺謙かっこよすぎです〜
この映画で惚れ直しました!!
Posted by ケイティ at 2005年08月09日 18:27
ケイティさん、TBとコメントありがとうございました。
渡辺謙さんは大病を乗り越えたせいか、全身から鬼気迫る迫力がありますね。ちらっとしか見ていませんが、バットマンビギニングも違った魅力です。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by 映画のせかいマスター at 2005年08月09日 19:31
素晴らしかったですね〜。
一つ注文をつけるとしたら…。
ハリウッド映画ではなく、
邦画としてこれだけの規模の映画を撮って、
トム様を呼びたいですね(^o^)
Posted by 奈緒子と次郎 at 2006年07月05日 09:55
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