2001年 アメリカ 135分 アカデミー賞作品賞
ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。30代から統合失調症を発症し、実際にはいないはずの人間と交流し、精神的に追い込まれていきつつも、病気を克服後は数学に復帰してノーベル賞受賞にまで至る。奇しくもこの映画が放送される前に病気を支え続けた妻とともに交通事故で86歳でこの世を去る。
主人公ジョンはラッセル・クロウ。やつれたシーンが多く、とても前年グラジエーターでアカデミー主演男優賞を取った人と同一人物には見えない。妻役はジェニファー・コネリー。映画の中ではずっと献身的に描かれているが実際には一度離婚しているらしい。
話の殆どは精神疾患になっている主人公なので、イメージ的にはそのまま社会復帰は絶望的と勝手に思ってしまうが、そこから復活するのだから同じ病気を持つ方々へ勇気を与えたに違いない。少なくとも私のような偏見から開放された人だって多いはず。
2015年07月13日
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