1970年 日本 90分
庄司薫の芥川賞受賞作の映画化。ヌーヴェルバーグ風っていうんで期待したけど、私的にはハズレ映画の範疇でした。が、しかし。それで済ますには勿体無いいろんな要素はありました。
それはたった1日の出来事の中に1970年という世相をこれでもかとばかり映してるところです。東京のネオンを片っ端から読む彼女。永大って会社だけしらない。あとは今でも一流会社。唐突に歌いだす「恋の季節」や「ブルーライトヨコハマ」。そしてオープニングの東大安田講堂の最後の攻防戦。
東大を目指していた日比谷高校の3年生、「庄司薫」は、この作品で一躍有名人になっちゃいました。でも中身はフツウの高校生。みだらな想像もすれば、ガールフレンドの付き合い方にも困ってる。
主演の岡田さんの台詞が棒読みっぽいのはデビュー作ってことで大目に見ないといけません。なんてったって現在の東映の社長ですから〜!そして庄司薫さんもピアニストの中村紘子さんの旦那さんに落ち着きましたとさ。めでたしめでたし??
2007年05月21日
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赤頭巾ちゃん気をつけて 庄司薫
Excerpt: 東大入試を中止に追込んだ既成秩序の崩壊と大衆社会化の中で、 さまよう若者を爽やかに描き、その文体とともに 青春文学の新しい原点となっ...
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2010-02-14 01:36
岡田裕介さんとは仕事で会ったことがありますが、この映画のことを話すと照れくさそうでした。夢千代日記ではいくらかましになりましたが、役者に見切りをつけたのは正解だと思います。
トラックバックさせていただきました。
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