1965年 日本 103分
徳島ラジオ商殺人事件を題材に開高健が発表した小説を山本薩夫監督で映画化した作品。よく事件簿に出てくるので聞いたことのある事件だったが、内容までは知らず、妻が逮捕されて冤罪が確定したのは死んだ後だったという予備知識で見た。特に後半は検察側の取り調べの強引さで無理矢理に操作を進めるさまが描かれ、どちらかというと事件の捜査というよりもドキュメンタリー人間ドラマ風。結局のところ真犯人は誰であれ主題からは外れているという作りだった。
こういうことは多分おそらく昔はたくさんあったんじゃないかと思うし、もしかしたら今もあるのかも。
2015年11月16日
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