2015年11月29日

恋の罪 #2361

東電OL殺人事件をモチーフに、園子温ワールドを炸裂させた作品。いやー凄かった!

丸山町のボロアパートで猟奇殺人発生。情事の途中で現場に向かう女刑事水野美紀から始まる。バラバラ死体の暗い雰囲気から一転、人気作家夫婦の俺様的私生活が映し出される。この女性神楽坂恵が、死体になるのか?と思わせる展開なんだけど、事件すら忘れてしまうくらい、女が裏の世界に落ちていく。

スーパーのバイトから、女性カメラマンに声をかけられ、AV撮られて、でもそれをいい転機にして、自らケバい格好で渋谷に出て行くようになる。

この辺りの展開は、いかにも、ではあるのだが、女がそれを転落と捉えてない所が妙に印象的だった。

そこで事件のもう一人の登場人物と出会うのだが、こっちの女性富樫真もまた強烈だ。後半は彼女を中心に回る。

時折、第三者である刑事の視点が挟まり、どっちかが殺されるんだとハッとするが、この刑事もまた、夫の後輩と不倫していたりする。何気なく夫が語る過去のエピソードがあとで効いてくる。

そして、全てが判明した後、エンドロールにまさかの伏線があったことがわかる。

現在過去未来、そしてその先まで、交錯させながらうまい脚本だった。

しかし、園子温監督、将来の妻に凄い演技させるんだから、まったく!
posted by 映画のせかいマスター at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の映画(33)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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