男を騙して保険金殺人して捕まった佐竹ジュンコ(小池栄子)から始まり、彼女を追うルポライターの松雪泰子の視点から5人のジュンコが交錯していく。
軽いところから書けば資産家の麻生祐未は、魔性の女でスナックで財産を築くがその子どもたちは全く恩恵を受けられず、店を乗っ取った杉田かおるといざこざの末・・・。
松雪のかつての同僚の西田尚美は旦那の会社の上下関係で団地の中でつらい思いをしている。
この2人はどこかで佐竹ジュンコとつながっている。
そして最も佐竹ジュンコに迷惑をかけられているミムラは、過去の思い出したくない思い出を松雪に語り始める。
それぞれが罪を犯さざるを得ない状況に追い込まれ、人生の歯車が狂っていく。一番の悪女は一体??
世間を震撼させる逮捕劇から始まり、探偵役の人にもいろいろと事件が起こり、最後に大逆転。こういう群像劇、面白いなー。原作の真梨幸子、何冊か読んだがこれはまだ未読。作品の中では一番いいのでは?
2015年12月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック