2018年09月24日

乱反射(貫井徳郎ドラマ2018)#2596

テレビ朝日系

街路樹が強風で倒れて下敷きになった幼児が死亡。なぜ樹木は倒れたのか、父親の新聞記者が真相を追う。

木が倒れる。普通はないことだけど、そこには色んな人の偶然が重なっていた。犬の糞を始末しない飼い主、全く悪意はない。市民からの苦情で糞の処理に向かうが子供にからかわれ途中で変える市役所の役人。残された糞を見てどうしても作業が続けられなかった潔癖症の樹木調査員。樹木伐採に反対していた自然保護団体。そして救急の受け入れを拒んだ医師。。

みんな自分のことに精一杯で生きていて、他人からなにか言われたり、クレームを受けないようにしたり、動機は様々だが、ちょっとしたことができなくて、そのままにしている。たまたまそれが重なり不幸が起きる。誰もそれが自分の責任だとは思えない・・。

親の介護に悩みながら母親に叱ることもできない気弱な主人公妻夫木聡が、事故をきっかけに荒れて、怒りをぶつけるが、結局誰にも責任をおわすことができず、荒れていく。ラストは妻の同僚の差し入れのサンドイッチを食べてホッとするところで終わる。事故だから誰のせいでもないような気もするし、防げた事故であるような気もする。なにかが起こったとき、何を基準に行動していけばよいのだろう。みんないい加減でこの国はダメだと嘆くのは簡単だが、もっと何かがあるような気がした。
posted by 映画のせかいマスター at 08:03| Comment(0) | ら行映画(17)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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