2016年 日本 120分
実際にあった事件をモチーフにした映画。もう書いちゃうけど池田小襲撃事件の宅間死刑囚がモデルだ。最初は残された家族の苦悩みたいな始まりなんだけど、実はこの主人公のお父さん(三浦友和)が、念願のマイホームを建てていい家族を作るはずが、自身の抑圧的な態度に家族中ばらばらになってしまうという話で、死刑囚もある意味被害者みたいな一面を事件の後初めて知ることになる。こんなつらい思いしてておかしくなっちゃったんだと。
母親は家事をしないで朝からピザとか頼んでて、兄貴はリストラされたのを妻に言えず公園で過ごしている。中華屋で店員に文句言ってるとこは、ああこういう人たまに見かけると思う。やっぱり実際はその裏でこういう生活なんだろうなあと思ってしまう。
自分も良かれと思ってやってることが実は相手にとっては押し付けになってないかとか、仕事できなくてもニコニコ協調性がある人が一番なのかとかいろいろ考えてしまった。
で、これも実際にあったことなんだそうだけど、死刑反対の女性が犯人と獄中結婚して、私が彼を目覚めさせる!とか真顔で言っている。田中麗奈がその役で全くイメージとは違うんだけど、この人もある意味ぶっ飛んでるわけで、まともに見えてしまうが出てくる人どこかが飛んでる。一番の原因とされてる父親が、庭の守り神のつもりで植えたみかんの木でクビ括ろうとして失敗して、昼食の続きを食べるってとこで後味悪く終わるのだ。あー重かった^^;
2019年01月07日
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