1947年 日本
「本陣殺人事件」の片岡千恵蔵版。中尾彬と田村高広のバージョンはキモい作りでしたけど、なかなか良かったです。先にあっちを見ているんで、こちらはなかなか強引な展開もありましたが、ちゃんと見ることが出来ました。
横溝正史映画の初期の頃、この作品や岡譲二がやってた時のは、金田一が変装するんですね。なんだか不思議なテイストです。原作を読んでいないんでどっちが原作に近いのか不明ですが、これはこれで面白かったです。水戸黄門が印籠を出すとわかってて見る感覚に近いでしょうか。また必ず出てくる顔に傷がある登場人物。当時は恐怖の対象だったんですね。現在だったら差別的だとあまり歓迎されなさそう。今回のその三本指の男が、トリックの主人公なんだけど、そんなに簡単に引っかかっちゃうものかな??
しかし、この作品、素材がいいです。映画は古いこともあって粗があっても、それなりに楽しめます。
片岡千恵蔵版シリーズ
三本指の男 #903 (1947) 片岡千恵蔵版シリーズ第1作
獄門島(総集編)#902 (1949) 片岡千恵蔵版シリーズ第2作
八ツ墓村 (1951) 片岡千恵蔵版シリーズ第3作
悪魔が来りて笛を吹く (1954) 片岡千恵蔵版シリーズ第4作
犬神家の謎 悪魔は踊る (1954) 片岡千恵蔵版シリーズ第5作
三つ首塔 #904 (1956) 片岡千恵蔵版シリーズ第6作
横溝正史映画
2007年07月05日
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映画評「三本指の男」
Excerpt: ☆★(3点/10点満点中) 1947年日本映画 監督・松田定次 ネタバレあり
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Tracked: 2007-07-06 14:24