1998年 アメリカ 99分
ニコラス・ケイジ ブライアン・デ・パルマ
ヘイ相棒!面白い映画を見つけたぞ!「スネーク・アイズ」だ。1のゾロ目、ギャンブルでいう親の総取りってことらしいぜ。親?誰のことだろうなあ。アイツらは二人で「スネーク・アイズだ」と言い合ってたけどな。
軽い気持ちで見始めてはいけないぞ。ブライアン・デ・パルマ監督作品だ。映画上映時のパンフには、エンドロールが流れても席を立つな、って書かれてあったそうだから、最後の最後まで途中で消すのも早送りも禁止だ。
オープニングから15分長回しでハンディカムでワンカットで撮ってある。それが事件のすべてだ。しかし実はこの映画に出てくるカメラは何百台もあるんだ。ミレニアムアリーナ、そしてカジノ&ホテルに仕掛けられた防犯カメラの'eyes’がずっと狙い続けてる。そう蛇のように執拗に。
視線と言えば事件が起きたのも1万4000人の視線が注がれるボクシングのタイトルマッチの真っ最中。まずはアリーナの持ち主となるパウエルに注目せよ。そしてすっかり大物の風格を漂わせてきたゲイリー・シニーズも。でもこいつが怪しいのはすぐ出てくるぞ。ネタばれだけど先に言っとく。主演はニコラス・ケイジだが、彼ばかり見てると本質を見逃しちゃう。見るなら最初にチンピラからくすねた100ドル札の行方くらいかな。
まあ、見てくれ。
2007年07月18日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック