2005年08月02日

暗黒街の顔役 #402

1959年 日本 101分 岡本喜八

スカーフェイスとしてリメイクされた同名の映画とは全く無関係の岡本喜八監督の日本映画。岡本監督は他にも暗黒街シリーズや「殺人狂時代」という洋画と同じタイトルの映画があるが、狙っているのだろうか?

物語は暗殺現場を見られたショー歌手の弟・宝田明が、ヤクザ世界から足を洗うべく身を隠すが、親分は兄・鶴田浩二に探すよう命じる。そこに利権争いの子分が絡み、二人を巡って血の争いが展開・・って感じ。恋人と新たな人生を歩もうとする弟と、どっぷり浸かってしまって自分でも抜けられないことを知っている兄の姿が対比して描かれている。ベタと言えばベタなんだけど、そこへ個性的なメンバーが絡んで、話をより魅力的にしている。まずは町の自動車工場の三船敏郎、仕事に生きる真面目さ以外これと言って華がない親父の役なんだけど、これがまた似合ってる。主役をしのぐわけが無いキャラだが、やっぱり存在感がある。それから殺し屋佐藤允。この後「独立愚連隊」でブレイクするが、この映画でも金で動かない、納得のいかないことには賛同しないという役を軽くそして熱く演じている。鶴田浩二の監視役として登場し、最後は味方となるが、身内を撃って親分に腕が鈍ったなと言われ、そいつが俺の的なんだと返すところ、カッコいい。

この後も話の繋がりはないが、暗黒街シリーズとして他の監督の作品と共にシリーズとして数作作られている。東宝アクションの草分け的な作品。見慣れないとこの頃の宝田明と鶴田浩二って本当の兄弟みたいに似てる!
posted by 映画のせかいマスター at 07:10| Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の映画(43)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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