2007年10月18日

三人の女 #1006

1977年 アメリカ 124分

とある少女が病院の今で言う介護部門で働き始めて出会った先輩の女性に憧れる。丁度ルームメイトが空いていたことから二人の共同生活が始まる。

ロバート・アルトマン監督を見たのが2回目。1回目が登場人物30人って奴だったんで、両極端なのを見ちゃった。最初の1時間は2人の女にスポット、前年に「キャリー」を演じたシシー・スペイセクが、なんとなくキャリーっぽい純粋さを持ち合わせる。一方のシェリー・デュヴァルは「シャイニング」で追いかけられてた人。性に解放的で自由気ままな生活を送る。すごい特徴のある顔立ちだけど、アルトマン監督に発掘されたらしい。

 デュヴァルに振り回されていたようにも見えるスペイセクが、自殺未遂をきっかけに性格が一変し、二人の立場が逆転する。ただ、物語の背景は深いので、一言で逆転と言ってしまってよいのかどうかわからない。

 憧憬が同一人物であるかのような錯覚へ変わったのか、立場が変われば人間も変わるというメッセージなのか、はたまたただのホラーなのか。プールの壁画とか部屋のインテリアとか何気にアヤシイ雰囲気出まくり。オープニングからのBGMも妖しいし、怪しいと言えばよく使われる双子。ファッションから髪型まで同じ。この双子は大きくは写されないんだけど、いろんなものを暗示している。

 娘の危機にやってくる両親もなんだか怪しい老夫婦。ここもまた謎。謎と言えばタイトルが「3人」の女なので、もう一人女がいるんだけど、これがまた謎。旦那と懇ろになってる女が出産に立ち会って死産して・・このラストも謎。

 謎は多いけど、話は複雑というわけでもなくて、いろんなことが示唆されてるような気がして、いろいろ考えてしまう。名作です。

posted by 映画のせかいマスター at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行の映画(54)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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