1970年 日本 83分
野良猫ロックシリーズ第4弾。LSDを売って海外逃亡しようとする男と米ベトナム脱走兵の3人から、こっそりLSDを奪う野良猫たち。一時はにらみ合うが海外への夢に野良猫らが賛同し、無人の倉庫に匿う。しかしLSDはドラゴン率いる敵対組織の元に・・・。
ドラゴン役の人(郷^治)顔濃い〜。オートバイのセカンドカーにふんぞり返って乗ってて非常に良いキャラであります。密かに交通事故に遭わせた女性(范文雀・・寺尾アキラの前の嫁さん。50代で若くしてお亡くなりになりました。)と通じてて、横浜を牛耳ってる。
最後は全面対決となるのだが、野良猫チームには無残な結果となって・・・。
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相変わらず、悪い人たちの話なんだけど、裏切ったのをころっと白状したり、目の前で仲間が撃たれながら撃ち返すことが出来ないままだったり、ちょっと純情なところがステキです。
アメリカ脱走兵がもろ日本人で、英語を日本語みたいに基本用語だけで喋り、日本語を完全に聞き分けてる!
梶芽衣子は前半は前作と同じ黒い帽子で登場したけど、後半は白いスーツで決めてます。ホンダの店からダックスホンダを盗んで、当時は椅子が無く立って打ってるパチンコ屋の中をバイクで走り抜けてます。やっぱりホンダのバイクはオシャレですよねえ。
あとは尾崎紀世彦の大ヒット曲「また会う日まで」の原曲をGSのズーニーブーがゴーゴー喫茶で歌ってます。「ひとりの悲しみ(作詞:阿久悠 / 作曲:筒美京平)」という歌です。貴重!
女番長 野良猫ロック #994
野良猫ロック ワイルドジャンボ #995
野良猫ロック セックスハンター #999
野良猫ロック 爆走集団’71 #1010
2007年10月20日
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映画評「野良猫ロック マシン・アニマル」
Excerpt: ☆☆☆(6点/10点満点中) 1970年日本映画 監督・長谷部安春 ネタバレあり
Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
Tracked: 2007-10-20 19:44
前作の「セックスハンター」が、心理学的分析をしないと解らないような展開だったのに対し、本作は実に明解であります。
夢が挫折するといった内容にも共感が持てました。
脱走米軍人は日本人ですから、そのいい加減さに笑ってしまいますね。甘いルックスではありましたが、外国人には見えずに苦笑しながら観ておりました。^^
この記事自体が、オカピーさんの記事を参照しないと完成できないものでしたから、非常に助かりました。
荒唐無稽な夢も、この頃は本気だったんでしょうねえ。今なら行けるかな??