2007年11月01日

八月の濡れた砂 #1020

1971年 日本 91分

私にとっての70年代は「アングラ」な時代だ。小さい頃の薄呆けた記憶の中での70年代。マンガや映画は暴力が多かった(気がする)し、猥雑な感じもある。未発達の時代、逆に言えば発達の途中の時代、そんなイメージ。

藤田敏八監督の映画は70年代サブカルチャーをよく表している。なんでまたそういう映画をいくつも作れるのか不思議なんだけど、無茶してるけどなんだかどこかでカッコ悪い。「夕焼け番長」的な台詞とか。でもそこがたまらなくいいのだ。

ストーリーは1つ1つのシーンが短く繋がっていて、8月の熱い海辺で起きる些細な出来事や、大きな事件を矢継ぎ早に見せる。村野武載は先生を殴って高校を辞め、かつてのクラスメートを強姦してその娘は死んじゃってもそれでも懲りない。母親を寝取ったヤクザの部下に報復されても銃を奪ってヨットを盗む。

ラストのヨットのシーンはアランドロンの「太陽がいっぱい」や石原裕次郎の「太陽の季節」を髣髴させる。・・んだけど、ヨットの室内を真っ赤に塗りたくって、強姦して行く末は・・・というのはこれまた強烈。

どっからネタ元にして詰め込んできたのか、酔った上でのいろんな与太話が詰まってる感じ。でも面白かった。

posted by 映画のせかいマスター at 05:10| Comment(0) | TrackBack(0) | は行映画(37)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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